口頭弁論までの時系列
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/21 10:26 UTC 版)
「南極海捕鯨事件」の記事における「口頭弁論までの時系列」の解説
2010年5月31日:オーストラリア、日本を提訴。 2010年7月13日:国際司法裁判所、オーストラリアに対し2011年5月9日までに主張を記した申述書(Memorial)を提出するよう、日本に対し2012年3月9日までに反論を記した申述書(Counter-Memorial)を提出するようそれぞれ命令。 2011年3月9日:オーストラリア、申述書(Memorial)を提出。(口頭弁論の日までは一般には非公開) 2012年3月9日:日本、申述書(Counter-Memorial)を提出。(口頭弁論の日までは一般には非公開) 2012年11月20日:ニュージーランド、国際司法裁判所規程第63条を援用し、国際捕鯨取締条約の解釈に利害関係のある第三国として訴訟参加を求める。 2013年6月26日(水)、国際司法裁判所において口頭弁論が開始された。26日から28日まで、オーストラリア側が自国の主張を行い、翌週7月2日(火)から4日(木)にかけて、日本側が弁護を行い、翌々週の8日(月)から10日(水)にかけてオーストラリア側が日本の反論を踏まえ自国側主張を述べ、これを受け15日(月)から16日(火)に日本側が再反論を行うという形式で進められた。このように審理は双方が1週交代で自国の立場を主張するというかたちで進められ、双方の代理人・弁護人間での反対尋問は行われないが、専門家証人に対しては相手国側が反対尋問を行うことができる。 国際司法裁判所の公用語は英語・フランス語である。オーストラリア側はジュネーブ大学教授ロランス・ボワソン・ドゥ・シャズルネ以外は全て英語で発言、質問、答弁を行った。他方日本はオックスフォード大学名誉教授ヴォーン・ロウ(英語版)氏およびエジンバラ大学教授アラン・ボイル氏といった英語圏出身の弁護人以外は、おおむねフランス語を中心に陳述、答弁を行った。 以上の裁判の模様は、国際司法裁判所ウェブサイトで動画を閲覧することができる。判決は、2014年3月31日現地時間午前10時00分(日本時間・同日17時00分)に下された。判決はまずフランス語で冒頭部分(ICJ録画ビデオ10分09秒まで)が、次いで英語で(同10分10秒から1時間42分36秒まで)、トムカ裁判長が読み上げた。
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