反穀物法同盟
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反穀物法同盟(はんこくもつほうどうめい、Anti-Corn Law League、反穀物法連盟[注釈 1]とも)は穀物法の撤廃を目指し1839年にイギリス・マンチェスターで結成された団体。1846年にピール政権下で穀物法が廃止されると同時に解散するが、数十万ポンドにのぼる豊富な資金力を用いて法撤廃への世論を醸成したことから、「イギリス史上最大の圧力団体」[1]と目される。なお、本項では前身の反穀物法協会(Anti-Corn Law Association)も併せて取り上げる。
注釈
出典
- 1 反穀物法同盟とは
- 2 反穀物法同盟の概要
- 3 来歴
- 4 脚注
反穀物法同盟
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/14 16:10 UTC 版)
「リチャード・コブデン」の記事における「反穀物法同盟」の解説
1838年9月24日にマンチェスターのヨーク・ホテルで「マンチェスター反穀物法同盟」が創設された。創設者7人の中にコブデンの名はなかったが、翌10月には彼も協会の委員会に入っている。12月13日の総会での演説が雄弁であったことで人々から注目されるようになった。 同運動は産業資本家を中核として爆発的に広がり、1839年にはマンチェスターに限らず、全国運動となった。やがてコブデンはジョン・ブライトとともに同組織の中心人物となった。 コブデンら反穀物法協会は至るところに代表を送り、穀物法を撤廃して穀物を自由貿易にすれば製造業者や労働者に大きな利益があることを訴え続けた。穀物法が撤廃されれば食料が安くなり、ひいては人件費が安くなり、ひいては諸製品の原価が安くなり、ひいては輸出価格が安くなり、世界市場が拡大するという主張である。
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