原生代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/07 01:44 UTC 版)
原生代(げんせいだい、Proterozoic)とは、地質時代の区分(累代)のひとつ。真核単細胞生物から硬い骨格を持った多細胞生物の化石が多数現れるまでの25億年前〜約5億4,100万年前を指す。元々は、先カンブリア時代以前の全ての時代を指していた。冥王代、太古代、原生代をまとめて先カンブリア時代と呼ぶこともある。太古代の次の時代で、古生代(カンブリア紀)の前の時代である。
累代 | 代 | 紀[* 3] | 基底年代 Mya[* 4] |
---|---|---|---|
顕生代 | 新生代 | 66 | |
中生代 | 251.902 | ||
古生代 | 541 | ||
原生代 | 新原生代 | エディアカラン | 635 |
クライオジェニアン | 720 | ||
トニアン | 1000 | ||
中原生代 | ステニアン | 1200 | |
エクタシアン | 1400 | ||
カリミアン | 1600 | ||
古原生代 | スタテリアン | 1800 | |
オロシリアン | 2050 | ||
リィアキアン | 2300 | ||
シデリアン | 2500 | ||
太古代(始生代) | 新太古代 | 2800 | |
中太古代 | 3200 | ||
古太古代 | 3600 | ||
原太古代 | 4000 | ||
冥王代 | 4600 | ||
- ^ 「要説 地質年代」P31
- ^ 顕生代での時代の判定は「地球上の広い範囲で同時に認められる生物化石の変遷」を用いている。
- ^ 「地殻進化学」p32
- ^ a b 「要説 地質年代」P30
- ^ 「最新地球史がよくわかる本」 P255
- ^ コマチアイト参照
- ^ 「地球進化論」P114-P115
- ^ 「最新 地球史が良くわかる本」p170
- ^ 「最新 地球史が良くわかる本」p176-177
- ^ 「地球環境46億年の大変動史」P98-99
- ^ 「最新 地球史が良くわかる本」p177
- ^ マクガニン氷河時代とも呼ばれる
- ^ a b 「地球環境46億年の大変動史」p146-147
- ^ 太陽は誕生時の明るさは現在の約70%でそれ以来徐々に明るさを増してきている。それゆえ過去の地球においては現在よりも強力な温室効果がないと地球は氷結してしまう。「地球環境46億年の大変動史」p63-67
- ^ 「地球進化論」P122
- ^ 「最新 地球史が良くわかる本」p223-225
- ^ 「地球進化論」P458
- ^ 「地球進化論」P114
- ^ 「地球進化論」P456
- ^ 「地球環境46億年の大変動史」p155-156
- ^ 「地球進化論」P123
- ^ “多細胞生物、定説の15億年前にすでに出現か ガボンで新たな化石”. 2022年7月2日閲覧。
- ^ サウスウッド (2007) pp.50-51
- ^ 「生命と地球の共進化」p105
- ^ 「生命と地球の共進化」p179
- ^ 「最新 地球史が良くわかる本」p240
- ^ 「最新 地球史が良くわかる本」p244
- ^ 「生命と地球の共進化」p188-191
- ^ http://www.stratigraphy.org/index.php/ics-chart-timescale
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