即位と軍制改革とは? わかりやすく解説

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即位と軍制改革

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 06:35 UTC 版)

アッバース1世」の記事における「即位と軍制改革」の解説

1572年、わずか1歳にして祖父タフマースブ1世からイラン北東部ホラーサーン総督任命された。これは父がホラーサーン軍事貴族クズルバシュ)と衝突ファールス転属した父の後任としての人事異動だった。幼いアッバース代わりクズルバシュ万事取り仕切りアッバースホラーサーンクズルバシュ保護の下で生活していった。 1576年祖父死去して後継者争い始まり即位した叔父イスマーイール2世が翌1577年急死すると父がシャーになったが、盲目政治出来ない父に代わり母が実権握りクズルバシュ対立しながら政治行っていたが、アッバースはそれらと無縁のままホラーサーン留め置かれた。 しかしこの頃王朝大帝スレイマン1世のもと最盛期迎えたオスマン帝国の侵攻第一次オスマン・サファヴィー戦争英語版))にあってアゼルバイジャンイラク失い衰退していた。第一次オスマン・サファヴィー戦争は既に祖父の代で和睦成立していたが、サファヴィー朝混乱状態にあることを好機見たオスマン帝国イラン侵攻第二次オスマン・サファヴィー戦争英語版))、母がクズルバシュ暗殺されるなどサファヴィー朝危機迎えたそのような時、アッバース1世1588年ホラーサーンクズルバシュ擁立されてクーデター起こし、父を退位させて17歳即位したアッバース1世サファヴィー朝建て直すため、まずは内政改革行なう王朝創建以来権力牛耳っていたクズルバシュ弾圧して政治から遠ざけ、代わって奴隷身分優れた人材多く登用しのである地方長官にも家柄ではなく能力重んじられて、奴隷階級出身者数多く地方長官任じられている。

※この「即位と軍制改革」の解説は、「アッバース1世」の解説の一部です。
「即位と軍制改革」を含む「アッバース1世」の記事については、「アッバース1世」の概要を参照ください。

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