千種白鳳【チクサハクホウ】(果樹)
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登録番号 | 第12588号 |
登録年月日 | 2005年 1月 19日 | |
農林水産植物の種類 | もも | |
登録品種の名称及びその読み | 千種白鳳 よみ:チクサハクホウ |
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品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 国定修 | |
品種登録者の住所 | 岡山県赤磐郡瀬戸町鍛冶屋534番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 国定修 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「白鳳」の枝変わりであり、果形が扁円、果実の大きさがやや大、果皮の地色及び果肉の色が乳白の育成地(岡山県赤磐郡瀬戸町)では7月下旬に成熟する中生種である。樹姿は中間、樹の大きさ及び樹勢は中である。枝梢の太さは中、節間長はやや短、枝梢の色は緑である。葉の形、葉縁の波打ち及び葉の大きさは中、色は緑、光沢は中、蜜腺の形は球腎である。花形は普通咲、花の大きさは中、花弁の数は単弁、形は楕円、波打ちは有、大きさは小、色は淡桃、雌ずいの健否及び花粉の有無は無、がく筒内壁の色は黄、がく筒の形は鐘、がく片先端の形は鈍である。果実の外観は扁円、果頂部の形は凹、凹みは中、梗あの深さは深、広さ及び赤道部の縫合線の深さは中、果頂部の縫合線の深さは深、果実の大きさはやや大、果皮の地色は乳白、果皮の着色の多少及び濃さは中、形はぼかし、果面の毛じの有無は有である。切った直後の果肉の色は乳白、果肉内の着色は少、核周囲の着色は少、果肉の粗密は中、果肉繊維の多少はやや多、果皮の剥離性は易、肉質は溶質、果汁の多少及び甘味は多、酸味は微、渋味及び苦味は無、香気は中である。核と果肉の粘離は半離、核の形は楕円、大きさは大、色は褐、核面の粗滑は粗である。開花期及び発芽期は中、成熟期(満開から成熟までの日数)は111~120日で育成地においては7月下旬である。果実の着色の難易は易、生理落果の多少は無、核割れの多少及び裂果は微である。「清水白桃」及び「あかつき」と比較して、花粉が無いこと、核と果肉の粘離が半離であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和62年に育成者の温室(岡山県赤磐郡瀬戸町)において、「白鳳」の枝変わりを発見、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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