北硫黄島の位置と環境とは? わかりやすく解説

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北硫黄島の位置と環境

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/28 07:33 UTC 版)

石野遺跡」の記事における「北硫黄島の位置と環境」の解説

北硫黄島東京の南約1000キロ広がる小笠原諸島属する、三島構成される火山列島の一番北側にある島である。西方には沖縄本島などから構成される南西諸島があり、南方にはマリアナ諸島などが属すミクロネシアがある。一方東側遠くハワイ諸島北西にあるミッドウェー島まで島らしい島はない。小笠原諸島は他の陸地から離れた場所に位置しており、これまで大陸大きな島と地続きとなったとがない海洋島分類されるが、小笠原諸島有史以前文化は、北の日本列島、西の沖縄諸島、南のミクロネシアいずれかから伝えられたものと考えられている。 北硫黄島火山活動によって形成され火山島で、南北3.5キロ東西約2キロ面積は5.57平方キロメートル南北長い楕円形をしている。標高792メートルヶ峰を筆頭に島の中心部南北に山が並び海岸多く急峻な海食崖であり、島全体として急峻な地形多く平坦な場所は少ない。その中で島の中心部から流れ出す沢が海に注ぐ場所には小規模ながら扇状地見られ緩斜面形成している。戦前集落があった島東部石野村北西部西村は、そのような扇状地部分形成された。 北硫黄島周辺の海では、北東部西部除き幅約100メートル程度裾礁があり、特に石野村西村付近沿岸部裾礁発達している。中でも石野村沿岸裾礁には切れ目存在し大きな入江がない外洋の島であるため接岸が困難である北硫黄島の中では、波を遮る効果がある裾礁囲まれ、しかも小船通れ切れ目がある旧石野村は最も接岸容易な場所であった石野遺跡接岸が最も容易で扇状地緩斜面がある、北硫黄島の中では最も居住適していると考えられる石野村付近にある。

※この「北硫黄島の位置と環境」の解説は、「石野遺跡」の解説の一部です。
「北硫黄島の位置と環境」を含む「石野遺跡」の記事については、「石野遺跡」の概要を参照ください。

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