北大西洋条約機構(NATO)の東方拡大
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 23:27 UTC 版)
「ロシア・ウクライナ危機 (2021年-2022年)」の記事における「北大西洋条約機構(NATO)の東方拡大」の解説
「北大西洋条約機構」を参照 1949年に創設された英国、米国、フランス、オランダなどの北大西洋条約機構(NATO)に対し、1989年の東欧革命およびソ連崩壊後、社会主義陣営だった東側諸国(東ヨーロッパ諸国)が加盟していった。 チェコ - 1989年のビロード革命でチェコスロバキア共産党による一党独裁を打倒。1999年NATO加盟。 ハンガリー - 1989年のハンガリー民主化運動で民主集中制を放棄し、多党制になり、1999年NATO加盟。 ポーランド - ポーランド民主化運動によってポーランド統一労働者党による一党独裁制を打倒。1999年NATO加盟。 エストニア - 1988年に国家主権を宣言し、ソ連からの独立を果たした。2004年NATO加盟。 スロバキア - ビロード革命後の1993年にチェコとの連邦を解消。2004年NATO加盟。 ブルガリア - ジフコフ辞任でブルガリア共産党による一党独裁が放棄。2004年NATO加盟。 ラトビア - 1991年、ソ連から独立。2004年NATO加盟。 リトアニア - 1990年のリトアニア独立革命でソ連から独立。1991年の血の日曜日事件でソ連軍により14人が死亡。2004年NATO加盟。 ルーマニア - 1989年のルーマニア革命でチャウシェスク政権が打倒された。2004年NATO加盟。 アルバニア - 1992年以降、民主化が進み、サリ・ベリシャ政権成立。2009年NATO加盟。 クロアチア - 1990年に複数政党制による選挙が実施され、1991年にユーゴスラビア社会主義連邦共和国から独立するとクロアチア紛争となった。2009年NATO加盟。 モンテネグロ - ユーゴスラビア社会主義連邦共和国崩壊後、ユーゴスラビア連邦共和国成立、2003年にセルビア・モンテネグロに改組し、2006年に独立。2017年にNATO加盟。 北マケドニア - 2020年加盟し、全30か国となった。 さらにNATOは2008年、ジョージア、ウクライナを加盟希望国として認めた。このような旧東側諸国のNATO加盟、いわゆる「NATO加盟国の東方拡大」に対してロシアは反発を続けてきた。
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