労働戦線統一とは? わかりやすく解説

労働戦線統一

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/18 21:21 UTC 版)

山岸章」の記事における「労働戦線統一」の解説

1970年全逓委員長宝樹文彦が労働戦線統一を提唱する1972年総選挙での共産党躍進民社党後退がこの提唱無力化したため、この呼びかけうまくいかなかった。だが山岸また、労働戦線総評社会党ブロック同盟民社党ブロック分かれて対立することが続けば労働組合発言力は弱いまま、自由民主党自民党に取って代わることのできる野党いつまで育たない、と考えて労働戦線統一のために動いた。 労働戦線統一のためには、西側世界での世界的な労働組合連合体である国際自由労連 (ICFTU) に加盟しておく必要がある考えた山岸は、1978年に全電通国際自由労連加盟させた。さらに全電通のPTTI加盟実現し1985年にはその会長就任している。こうして全電通国際的な労働団体との関係を深め、全電通発言力強化する一方1978年には労働社会問題研究センター立ち上げ森田実編集長とする『社会労働評論』を11年間にわたって発行し国内で労働戦線統一の機運高めるよう尽力した1985年電電公社民営化に際しては、全電通組織温存するため「民営化賛成分割反対」の姿勢政府臨みNTT分割阻止した一方国鉄労働組合最後まで「分割民営化両方反対」の強硬路線貫いたため、強硬路線付いていけない組合員の離反招き事実上崩壊した1987年民間労組先行して全日本民間労働組合連合会結成すると、その副会長会長代理選出され1989年国公関連労働組合連合会官公労)も含んだ日本労働組合総連合会連合)が結成されると、その初代会長選出された。

※この「労働戦線統一」の解説は、「山岸章」の解説の一部です。
「労働戦線統一」を含む「山岸章」の記事については、「山岸章」の概要を参照ください。

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