加賀地蔵【カガジゾウ】(果樹)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第8563号 |
登録年月日 | 2000年 12月 22日 | |
農林水産植物の種類 | うめ | |
登録品種の名称及びその読み | 加賀地蔵 よみ:カガジゾウ | |
品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 吉田雅夫、西田光夫、京谷英壽、山口正己、小園照雄、垣内典夫、中村ゆり、西村幸一、大宮あけみ、石川祐子、土師岳、福田博之、田中敬一、三宅正則、木原武士、八重垣英明、朝倉利員、鈴木勝征 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「白加賀」に「地蔵梅」を交配して育成されたものであり,果形が円,果実の大きさがやや大の育成地(茨城県新治郡千代田町)では6月下旬に成熟する中生種である。樹姿は開張,樹の大きさは大,樹勢は中である。枝梢の太さはやや太,節間長は中,色は紅である。葉身の形は楕円,先端の形は尾状,葉の大きさは小,幼葉の色は紅である。花形は一重,花の大きさ及び花弁の大きさは中,数は5枚,色及び花底の色は白,花粉の多少は少,がくの色は淡紅である。果実の外観は円,果頂部の形は平,凹みは無,梗あの深さ及び広さは中,赤道部縫合線の深さは浅,扁肉果の多少は少,果実の大きさはやや大,果皮の地色は淡緑,着色は少,濃さは中,形は陽光面である。果肉の色は淡緑,厚さは厚,核と果肉の粘離は粘核,核の形は短楕円,大きさは大,色は濃褐である。成熟期は中で育成地においては6月下旬,結果量は中,果実の着色の難易は易,生理落果の多少は中である。「南高」と比較して,葉が小さいこと,花底の色が白であること等で,「白加賀」と比較して,果実の外観が円であること,生理落果が少ないこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和48年に農林省(現農林水産省)果樹試験場(神奈川県平塚市)において,「白加賀」に「地蔵梅」を交配し,51年にその実生を茨城県新治郡千代田村(現千代田町)へ移植,58年に一次選抜し,系統適応性検定試験を実施して特性の調査を行い,平成9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお,出願時の名称は「ウメ筑波6号」であった。 |
加賀地蔵(かがじぞう)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 15:14 UTC 版)
白加賀と地蔵梅の交雑種。自家不和合性のため受粉樹が必要。また、雄性不稔性のため他品種の受粉樹には使えない。
※この「加賀地蔵(かがじぞう)」の解説は、「ウメ」の解説の一部です。
「加賀地蔵(かがじぞう)」を含む「ウメ」の記事については、「ウメ」の概要を参照ください。
- 加賀地蔵のページへのリンク