前期型 S102系(1971年-1973年)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/27 07:15 UTC 版)
「マツダ・サバンナ」の記事における「前期型 S102系(1971年-1973年)」の解説
最初のモデルは10A型エンジン搭載で、トランスミッションは4速フロアMTのみ。最高出力は105馬力ではあるものの、ロータリーパワーに対応するべく、リヤのショックアブソーバーをバイアスマウントしていたのが特徴。これにより、トルクロッドを省略していた。また、燃料タンクは、航続距離の問題からこのクラスでは異例に大きい65 Lタンクを採用していた。発売直後のグレード展開は以下の通り。 スポーツセダン標準車 RX GR スポーツクーペ標準車 SX GS GSII 全7種で、GSIIは8トラックカーステレオを標準装備したシリーズの豪華モデル。それ以外のグレードはグランドファミリアに準じていたが、ロータリーエンジンを搭載するという性格上、全車にディスクブレーキを標準装備していた。なお、セダンGRには国産初のガラスプリントアンテナを採用している。 1972年1月にはグランドファミリアバンをベースにロータリーエンジンを搭載して乗用登録としたスポーツワゴンと、10A型搭載車では初となるREマチック(3速AT)を追加。さらに同年9月には最高出力120馬力の12A型エンジンを搭載した「サバンナGT」が発売された。これは「日本GP」優勝車の市販バージョンで、エンジンのパワーアップに伴いサスペンションも強化され、トランスミッションは5速タイプとなった(『絶版日本車カタログ』三推社・講談社、73頁参照)。
※この「前期型 S102系(1971年-1973年)」の解説は、「マツダ・サバンナ」の解説の一部です。
「前期型 S102系(1971年-1973年)」を含む「マツダ・サバンナ」の記事については、「マツダ・サバンナ」の概要を参照ください。
- 前期型 S102系のページへのリンク