初期作品群
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/19 03:30 UTC 版)
PC-8801mkII SR以降版 最も基本となったソーサリアン。発売時期によってVer1.0と、システムを改良およびバグフィックスしたVer1.1の違いがある。特に「二段ジャンプ」の仕様が最大の変更点で、Ver1.1ではキーを二回入れなくてもよくなり、他機種版ではすべてこの仕様となっている。また、動作クロック8MHzと4MHzではエンディング背景の星などの表示が変わる。 PC-9801F/U以降版 「忙しい98ユーザーのために」という名の下に、冒険中のセーブや操作方法の簡略化、簡便化、BGMの差し替えと一部曲のイントロ変更などの他、シナリオの一部に内容変更が行われた。また、当時発売されていたPC-9800シリーズの多くは標準でFM音源を搭載していなかったため、FM音源の他にBEEP音によるBGMも用意されていた。 X1版 CPUが同様の、上記PC-8801mkII SR版をベースに移植。冒険中セーブ機能は無いが、エンディングや各種グラフィックスが専用のものに置き換えられている。また、X1 tubo版はテンキー押しっぱなしでダッシュするようになった。BGMはFM音源ステレオ6音+PSGモノラル3音であったが、ほとんどのX1turboシリーズにおいてFM音源がオプションだったことも考慮して、PSGモノラル3音のみのものも用意されている。 PC-88VAシリーズ版 PC-9800版をベースに移植。PC-88VA2,VA3に搭載されているOPNA(FM音源ステレオ6音+SSGモノラル3音)に対応。初代機(PC-88VA)はサウンドボード2(OPNA)がオプションだったのでPC-8800 / PC-9800シリーズと同様のOPN(FM音源モノラル3音+SSGモノラル3音)も用意されている。サウンドボード2を搭載していても、F1キーを押し続けて起動すると、OPN(FM音源モノラル3音+SSGモノラル3音)でもプレイ可能である。また、シナリオ『呪われたクィーンマリー号』が唯一完全版で収録されている。 MSX2版 MSX・FAN誌の移植希望コーナーでの人気を受けて、PC-8800版Ver1.1をベースに移植。MSXturboRの高速モードに対応しているが、MSX2では動作速度にやや問題があり快適とは言いがたい。画面表示やシステムに一部バグが残っているなどゲーム性に難がある。横256ドット・16色の低解像度モードを使用し、マップパーツは横6ドット・縦8ドットで描き直されている。FM-PAC / MSX-MUSICのFM音源に対応。 PC/AT互換機版 海外で発売された移植版。上記PC-9800版がベースになっている。4色表示。MIDI対応。
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