初代E30とは? わかりやすく解説

初代(1985年-1990年)E30

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 06:37 UTC 版)

BMW・M3」の記事における「初代1985年-1990年E30」の解説

ドイツ本国1985年発表1986年3月から1991年6月にかけて17,086台の2ドア・セダンと786台の2ドア・カブリオレが生産された。生産左ハンドルのみで、右ハンドル存在しないE30型M3は、BMW 3シリーズ(2ドアセダン)をベースしながらボディ剛性空力性能高めるため大幅な変更をしており、12箇所ボディパネル専用品で、より大きく太いホイール装着するためにブリスターフェンダー採用し結果ボディパネル標準型3シリーズと共通なのはボンネットルーフパネルサンルーフそしてドア内部パネルのみとなったホイールベアリングとフロントブレーキキャリパーを上級5シリーズE28型)と共用しており、標準型の3倍ものキャスター角つけられている。このためホイール標準型4穴・PCD100タイプか5穴・PCD120タイプ変更されている。その他、空力改善のためCピラーリヤウインドウ角度見直されトランクをハイデッキ化し大型リアウイングなどを標準装備としている。 エンジンはM1、M635CSiなどに搭載されM88型 3.5LDOHC直列6気筒エンジンから2気筒切り取ってつくられた2.3L直列4気筒エンジンで、それにZF製ノーマルパターンもしくはゲトラグ製レーシングパターンの5速MT組み合わせられている。 E30型M3で特筆すべき点は、レース界の血統が息づいていることである。これは当時ラリーツーリングカーレースなどで台頭してきたプロドライブシュニッツァーへのBMWからの回答とも言えるレースに勝つために設計されたM3は彼らの期待応え欧州各地ツーリングカー選手権数多くタイトル獲得したBMWがM3を販売した理由は、第一にグループAレースへのホモロゲーション取得のためであったが、もう一つ理由として、同じくグループAレースへのホモロゲーション取得のため1983年登場したスポーツセダン、メルセデス・ベンツ190E 2.3-16への対抗意識があった。M3と190E 2.3-161980年代後期から1990年代初頭にかけて、ドイツツーリングカー選手権DTM)において両者一歩譲らない激闘繰り広げた1987年からBMW JAPAN通じて日本にも正規輸入された。日本での新車当時販売価格は658万円1991年生産終了

※この「初代(1985年-1990年)E30」の解説は、「BMW・M3」の解説の一部です。
「初代(1985年-1990年)E30」を含む「BMW・M3」の記事については、「BMW・M3」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「初代E30」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「初代E30」の関連用語

1
2% |||||

初代E30のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



初代E30のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、WikipediaのBMW・M3 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS