初代 WC34型(1996年 - 2001年)
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「日産・ステージア」の記事における「初代 WC34型(1996年 - 2001年)」の解説
1990年代中盤からのワゴンブームに乗り、最上級のワゴンクオリティと高性能な走りを併せ持つ「プレステージ・ツーリングワゴン」をコンセプトとして1996年に登場。ワゴン人気が絶頂期を迎えた中で、堂々としたサイズ感と高級感、優れた走行性能や使い勝手などが評価されて人気モデルとなった。国産車では珍しい、商用バン仕様とディーゼルエンジン仕様を持たない後輪駆動ステーションワゴン(ワゴン専用モデル)であり、またベースとなったC34型ローレルと、プラットフォームを共有していたR33型スカイラインの兄弟車となる。グレードによっては「高級車から乗り換えても違和感の無い高級感」をアピールしていた事もあり、30代から40代のファミリー層のみならず、Xシリーズは木目パネルを採用するなどセドリックやグロリア等の高級車から乗り換える50代から60代の中高年層もターゲットとしていた。 当初はローレル/スカイラインと同様村山工場で生産されていたが、村山工場が閉鎖されたことから栃木工場に移管された。 海外仕様車は存在しないが、中古輸出でも人気が高く特にオーストラリアでは現地生産のスカイラインワゴンからのリプレース組としても受け入れられた。 また、後年BNR34型スカイラインGT-Rのフロントバンパーやライトなどを流用する顔面スワップと称される改造が行われるケースがある(通称スカージア)。この改造の特許を取った車両が岐阜で発売された。またステーションワゴンの実用性+スカイライン譲りの素性の良さからチューニングカー、とりわけドリフトマシンとしての需要もあり、またステージア260RSに代表されるような高出力エンジンをスワップする例もみられる。
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