分化全能性とは? わかりやすく解説

分化全能性

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/20 16:37 UTC 版)

幹細胞」の記事における「分化全能性」の解説

分化全能性(Totipotency)とは、胎盤などの胚体外組織を含む、一個体を形成するすべての細胞種へと分化可能な能力を指す。受精卵(および4~8回の卵割まで)だけが持つ、細胞系列頂点に立つ分化能力である。 受精卵

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分化全能性

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/19 03:42 UTC 版)

分化能」の記事における「分化全能性」の解説

全能性(英: totipotency)は、単一細胞分裂し器官内の、胚体外の組織も含むすべての細胞分化し一個体を形成することができる能力である。全能性細胞には、胞子および受精卵がある。受精卵に繋がる生殖系細胞も分化全能性をもつとみなされる。ある生物、特に植物細胞では、古くから脱分化全能性を再獲得することが知られている。例えば、挿し木カルスはその植物全体成長させるために用いることができる。 ヒト発生は、精子卵子受精して一つ全能性細胞受精卵)を作ることで始まる。受精から最初一時間で、この細胞一卵性全能性細胞分割する。これは後にヒト三つ胚葉内胚葉中胚葉外胚葉すべてへ、さらに胎盤細胞栄養芽層英語版)または合胞体性栄養膜層の細胞へと発達する16細胞の段階到達した後、桑実胚全能性細胞は、最終的に胚盤胞内部細胞塊または外部栄養膜(英語版)のいずれかになる細胞へと分化する受精から約四日後、そして細胞分裂周期の何サイクル経た後、これらの全能性細胞特殊化していく。胚性幹細胞原材料となる内部細胞塊多能性(英: pluripotent細胞であり、全能性ではない。 C. elegans研究から、RNA調節を含む複数機構が、ある生物種発生異な段階での全能性の維持役割果たしているであろうことがわかってきている。

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