分化するロケットランチャー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 05:09 UTC 版)
「SMAW ロケットランチャー」の記事における「分化するロケットランチャー」の解説
戦車の装甲の高性能化に対抗して、対戦車兵器としてのロケットランチャーも大型・複雑化を遂げている。一部は対戦車ミサイルとして誘導能力を有する。 しかし、これらのロケットランチャーは、戦車以外の目標に発射するにはいささか大型で高価になり過ぎてしまった。敵の籠もる建造物や銃座などを破壊するために1発数百万-数千万円の対戦車ミサイルが撃ち込まれる光景は珍しく無いが、その不経済さは明らかであった。 一方で、M72 LAW軽ロケットランチャーは対戦車用途には明らかに力不足だが、とても小型で軽く、そして、安価であった。そのため、歩兵が気軽に携帯し、軽車両や建造物に対して使用する多目的ロケットランチャーとしてのニッチを獲得した。M72は現在でも使用と生産が続けられている。SMAWはこの系譜である。
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