分化が見られる例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/09/23 04:31 UTC 版)
分類群によっては、管足に分化が見られる例もある。ヒトデでは腕の先端のそれが長く伸びており、形態的にはそれほど差はないものの触覚を司る触手のような役割も担っており、ここに眼点を持つ。 ナマコ類では体の下面のものは吸盤を持った管足であるが、それ以外のものは変化している。背面のそれは単なるいぼ状の突起となっている例も多い。口周りの管足はより端的に触手として発達している。種によってはその先端が樹枝上に枝分かれし、これは餌集めの役割も担っている。クルマナマコ類のようにこれ以外の管足が退化している例もある。 ウニ類ではカシパン類などで半口側の管足は桜の花のような形の領域(花紋)に集まり、この部分の管足は吸盤がなく、鰓と触覚器としての機能を持つ。ブンブクチャガマの仲間では呼吸用の大管足や摂食用の小管足などが分化している。
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