分割鍵盤
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 06:26 UTC 版)
分割鍵盤とは、主に16世紀から17世紀初期にかけて見られる、純正な音程を得るために派生音鍵や幹音鍵の一部もしくは全部を分割した鍵盤をさす。スプリットキーあるいはエンハーモニック鍵盤(英語: Enharmonic keyboard)ともいう。これによって異名同音を弾き分けることができる。ト鍵とイ鍵の間の派生音鍵が嬰トと変イに、ニ鍵とホ鍵の間の派生音鍵が変ホと嬰ニに分かれているものがよく見られる。特に複雑な例としてアルキチェンバロ(en:Archicembalo)があり、これは1オクターブ内に36の鍵を持つチェンバロである。
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