出産披露宴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/19 08:07 UTC 版)
「下落合焼とりムービー」の記事における「出産披露宴」の解説
1979年5月9日、銀座東映会館屋上で「出産披露宴」なる製作記者会見が行われ、スタッフとこの時点で出演が決まっていたキャストによる焼とりパーティが開かれた。当時東映会館の屋上は夏場に東映アサヒビアガーデンを営業していた。脚本などがまだ固まっておらず、チャンバラトリオ出演の発表もあり、「若い映画ファンは単純に笑える映画を求めている。『ケンタッキー・フライド・ムービー』や『Mr.Boo!ミスター・ブー』が大ヒットしたのもその結果です。そこでコメディを撮ろうと決まった」「主人公は所ジョージ。高校を舞台とした学園ものです」「この顔ぶれですから、シナリオも現場でコロコロ変わるだろうし、どんな作品になるか見当もつかない」などと発表された。また主人公・下落合焼とり人間のキャラクターは明確になっているとし、7つの顔ならぬ、次の7ヶ条を備えた男で、①教養は敵だ、漢字は知らなくていい。英語は喋れなくていい。行動あるのみ。②流行に軽くのれ。根城は原宿・赤坂・六本木。遊び場は湘南・軽井沢。③あくまでも軽薄に。ホメられたら喜ぼう。怒られたら謝ろう。フラれたらあきらめよう。④無責任であれ。自分だけは助かろう。責任は他人におしつけよう。⑤貧乏人を笑え。牛丼やハンバーガーでいい知恵は生まれぬ。⑥差別こそ最大の防御。狼もしね。豚も死ね。美男子は殺せ。ブスは消えろ。⑦無愛想、無節操であれ。今日は右、明日は左。金になるなら誰とも握手、と『Mr.Boo!ミスター・ブー』の「BOOになる心得十カ条」に似た7ヶ条が発表された。所ジョージは「とにかく面白いものをやりたい。あらゆるギャグをつめ込んで、動きのある快作にします」と宣言した。より新しく鋭い連続ギャグと、信じられないバカバカしさで、80年代、コメディの時代を目指すと標榜した。
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