冷戦体制をふりかえるとは? わかりやすく解説

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冷戦体制をふりかえる

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/02/18 14:09 UTC 版)

大転換の予兆」の記事における「冷戦体制をふりかえる」の解説

まず、冷戦体制復習吟味から始まる。 冷戦とは、アメリカ主導妥協体制であったとの認識提出される中国人権弾圧対しアメリカ政府積極的な介入を示す一方ソ連による東欧への搾取に対してアメリカ政府冷淡なのは、東洋人厳しく白人に甘いというようなことではなく、この妥協体制維持するためであった考える。 1957年ソ連スプートニク打ち上げたことが、アメリカ側不安にさせ、60年代以降変化つながった考える。 ソ連は、東側諸国から搾取しまくって疲弊しながらやっとのことでスプートニクという偉業成し遂げたのだが、日本知識人学生たちはその内実に気づかず、東側優勢受け取ってしまった。それゆえに、50年代にはそれほど反発を生まなかった日米安保対し60年代には、目先の潮流便乗した学生たちが強い反対運動始めたのであり、当時現状冷静に見つめていたのは保守系政治家岸信介のみであった。そして、岸が退陣させられた後の日本保守勢力単なる社会的勝者代表という路線になっていくのだが、この路線を覆そうとした保守派政治家たちが中曽根康弘小沢一郎石原慎太郎であり、当時学生運動リーダーだった西部邁栗本が、岸や中曽根石原小沢評価するのは、自分たちがやっていた学生運動認識甘さへの反省からであるとする。社青同にいた江田五月反省足りない批判されるまた、スプートニク以降経済的に疲弊した米ソに対して経済的に躍進したのが日本西ドイツであったアメリカレーガン大統領は、日本に対して円高政策対応した日本の経済発展官僚政治家おかげではなく、個々生産プロセス証券市場おかげであった。東ドイツ隣接する西ドイツ冷戦終焉念頭においた危機管理しっかりと考えていたのに比べると、日本無策だったと反省する

※この「冷戦体制をふりかえる」の解説は、「大転換の予兆」の解説の一部です。
「冷戦体制をふりかえる」を含む「大転換の予兆」の記事については、「大転換の予兆」の概要を参照ください。

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