再結成 - アルバム『Everybody Loves A Happy Ending』とその後
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その後、カートはソロ名義でミニ・アルバム『Aeroplain』(2000年)を発表、ローランドもまたTFFとしてではなくソロ名義にてアルバム『トムキャット・スクリーミング・アウトサイド』(2001年)を発表する。また、TFFの最初の3枚のアルバムをリマスターしたCDも発売された。この頃から、オーザバル/スミス体制によるTFFの再結成が噂されるようになった。 噂は事実であり、和解した2人は再び一緒にスタジオでの制作作業を開始した。2003年にはアンドレ・アガシ主催のイベントにて久々にライブでの共演も実現。アリスタ・レコードからの発売予定が中止になるという前作同様のレーベル変更劇があったものの、2004年、分裂以来実に約15年ぶりに二枚看板が揃った新作アルバム『Everybody Loves A Happy Ending』(日本未発売)をリリース。社会への視点をより成熟させ、ポップセンスとビートルズ的な要素に磨きがかかった内容となった。ローランドはバースからロサンゼルスのスミス家近くに居を移した。2人はさまざまなメディアで再結成をアピールし、アメリカ、ヨーロッパのツアーも精力的に行った。 2006年には前年にパリで行われたライブの模様を収めたCD+DVD『Secret World』(日本未発売)がフランスでリリースされ、本国イギリスの輸入盤チャートにて長期にわたり上位にランクインした。以降もオムニバス・ライブ・イベントである「Night of the Proms」への参加、アメリカを中心としながらも世界各地で毎年のようにライブを行うなど、マイ・ペースに活動を続けている。 2012年8月、サマーソニック2012に参加し、27年ぶりの再来日公演を行った。 2013年、新作アルバムのレコーディング中であることを発表。インターネット上で3曲のカバー曲をリリースした(後に3曲をまとめたEP『Ready Boy & Girls?』としてアナログ盤が発売されている)。 2017年7月、インタビューにて新作のタイトルが『The Tipping Point』となることと、収録曲からいくつかのタイトルについてなどが語られた。同年11月、新曲2曲を含むベスト・アルバム『Rule the World – The Greatest Hits』をリリース。このアルバムに伴う英国ツアーを2018年に行う予定だったが、諸事情により2019年に延期されている。 2021年3月13日付の『ビルボード』誌において「ルール・ザ・ワールド」が「オルタナティヴ・デジタル・ソング・セールス(Alternative Digital Song Sales)」というチャートで1位を獲得。この曲が1985年6月に2週にわたって「Billboard Hot 100」で1位を記録して以来、36年ぶりのチャート1位となる。 2022年2月25日、約17年ぶりとなる通算7作目のアルバム『ザ・ティッピング・ポイント (The Tipping Point)』を世界同時発売。
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