入江茂忠の「スパゲティーナポリタン」とは? わかりやすく解説

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入江茂忠の「スパゲティーナポリタン」

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 21:04 UTC 版)

ナポリタン」の記事における「入江茂忠の「スパゲティーナポリタン」」の解説

ホテルニューグランド4代総料理長高橋清一は、ナポリタン第2代総料理長入江茂忠が戦後考案した述べている。 ホテルニューグランドは、1945年昭和20年8月30日ダグラス・マッカーサー来日直後から7年GHQ接収されていた。入江進駐軍兵士ケチャップ和えただけの具なしスパゲッティ食べているのを見てケチャップだけでは味気ない考え、生トマトタマネギニンニクトマトペーストオリーブオイルトマトソース作り炒めたハムピーマンマッシュルーム加えてソース和えたスパゲッティ考案したという。このスパゲッティは「スパゲッティーナポリタン」と呼ばれた高橋によると、「ナポリタン」という命名は、中世のころナポリ屋台庶民向けにトマトソースをかけたスパゲティ売られていたことをヒントしたものだという。 入江の「スパゲティーナポリタン」はケチャップ使ってはいないが、7割がた茹でたパスタ冷まし5-6時間放置したうえで湯通しすることで麺のもっちりした食感を出す、というひと手間加え工夫入江功績見なされる高橋中世ナポリ風であることが「ナポリタン」という名前の直接由来であるとしているが、澁川は、入江は師のサリー・ワイル通じてフランス料理の「スパゲッティ・ナポリテーヌ」の存在知っており、日本人呼びすいように「ナポリテーヌ」を「ナポリタン」に変化させたのではないか考察している(なお、入江は「スパゲチ ナポリテーイン」の提供されていた東京ニューグランドに1936年昭和11年)ごろから勤めている)。上野は、戦時中陸軍厨房兵として従軍していた入江に、旧海軍の「マカロニナポリタン」という料理名記憶があったのではないか考察している。 また、横浜市野毛洋食レストラン「センターグリル」では、1946年昭和21年)の開業時よりナポリタンケチャップ使用されていたとされる高価加工手間もかかるトマト使わずケチャップ用いるのは町の洋食ならではの工夫だとして、センターグリルが「ケチャップナポリタン」の発祥であると見る向きもある。ただし、同店の創業者石橋豊吉は、ワイル経営していたセンターホテルで修業をしていて入江とも親交があり、開業後にも入江からアドバイス受けていたという。

※この「入江茂忠の「スパゲティーナポリタン」」の解説は、「ナポリタン」の解説の一部です。
「入江茂忠の「スパゲティーナポリタン」」を含む「ナポリタン」の記事については、「ナポリタン」の概要を参照ください。

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