保有機材の特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/06 10:11 UTC 版)
「ブリティッシュ・エアウェイズ」の記事における「保有機材の特徴」の解説
同社はイギリスのエアラインということもあり、歴史的にエンジンメーカーの選択が可能な機材については同じイギリスの航空機エンジンメーカーである「ロールス・ロイス(Rolls Royce)」社製のエンジンを選定しているのが同社の保有機材の大きな特徴である。 エンジンメーカーの選択が可能になったボーイング747の長距離モデル「-200」型機では、世界で初めてロールス・ロイス社のエンジンを選定したエアラインとなり、さらにボーイング767型機においてもロールス・ロイス社製エンジンを搭載したモデルを発注・導入したことで知られている。 しかし、1990年代に受領したボーイング777-200型機、一部のボーイング777-200ER型機とエンジン選択が出来なかったボーイング777-300ER型機ではアメリカ製GE・アビエーション社製エンジン(GE90)を選定している。また、将来導入予定のボーイング777-9XもGE90の派生型であるGE9Xのみが採用されるため、こちらもGE製エンジンが選定される予定である。 2000年代から受領しているボーイング777-200ER型機はロールス・ロイス社製のエンジンへ回帰している。 ボーイング747-400を世界で最も多く導入した航空会社でもある。多くの航空会社が退役を進めているものの、同社においては今もなお30機以上が運航中である。しかし、747-400の後継機種にはエアバスA380を選定している。そのエアバスA380について当初は否定的であった態度を一転させた理由としては、747-400の後継モデルであるボーイング747-8の搭載エンジンが、アメリカのGE社製のみであったことが挙げられる(エンジンの選択が可能なA380においてはロールス・ロイス社製エンジンを選定している)。そして、エアバスA380(後述)と同時期に発注したボーイング787も24機(+オプション18機)すべてロールス・ロイス社製のエンジンを選定している。 なお、2019年2月には、ボーイング777-9Xを多くて42機購入する計画を発表。こちらもA380とともに、2023年頃までに退役予定の、747-400の後継機となることが予想される。 また、後にワールドエアカーゴ(貨物部門)でボーイング747-8Fを3機導入したが、機材と運航、整備はアトラス航空による運用(ウェットリース)である特別な例で2014年4月中には同社での運航を終了し、機材をアトラス航空へ返却している。 BAが発注したボーイング社製航空機の顧客番号(カスタマーコード)は36で、航空機の形式名は747-436, 767-336ER, 777-236, 777-236ER などとなる。
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