保健のための公共と民間のパートナーシップとは? わかりやすく解説

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保健のための公共と民間のパートナーシップ

【英】:PPP, Public Private Partnership for Health

保健分野公共と民間のパートナーシップは、一般的には、「NGOを含む民間セクター参加を伴う公共保健サービスプログラム」であると定義されることが多い。この範疇含まれる大規模なものには、GAVI(the Global Alliance for Vaccines and Immunization)やRoll Back MalariaStop TB partnershipなどがあり、地域レベルでは、NGOなどが政府との協調のもと実施している基礎保健サービス事業などがある。したがっていわゆる公共サービス民営化”とは区別して考えるべきである。民間とのパートナーシップが特に注目されるのは、公共セクターとは違った技術知識、また斬新的なアプローチで、公共セクター容易にサービスを提供できない地域住民貧困層アクセスできる点にある。また、公共セクター基本的に知識経験有していない分野例え医薬品開発やそのマーケティング流通などに大きな強みがあり、民間セクターパートナーシップを築くことは、公共保健セクターにとって大きなメリットがある。しかしながら民間セクターとの協力をより効果的公正に実施するためには、利害関係に常に注意するとともに民間セクター興味示しにくい国々紛争国や不安定国、貧困層人口多く占め利潤期待できない国など)へのアプローチ開発いまだに多い現物製品支給によるパートナーシップ形態輸送配布モニタリング報告多額資金時間費やされる)の問題など改善すべき課題は多い。(平林国彦)

参考URL:WHOホームページ http://www.who.int/trade/glossary/story077/en/inde...



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