作戦経過とその後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/16 10:18 UTC 版)
「コロンバンガラ島沖海戦」の記事における「作戦経過とその後」の解説
7月9日17時、主隊と警戒隊、輸送隊はブインを出撃し、ベラ湾北方で輸送隊はビラに向かう。なんら妨害を受けることなく輸送任務は成功した。主隊と警戒隊はニュージョージア島のアメリカ軍に対して艦砲射撃を行った後、敵艦隊を捜索するが会敵せず、7月10日に三隊ともブインに帰投した。 輸送作戦の効果は「味方の航空支援などもあって効果てきめんであり、明るい材料が多い」と判断された。しかし、第十三連隊をニュージョージア島に移したという事は、その分コロンバンガラ島の兵力が減少したという事につながる。第八方面軍(今村均中将)は更なる後詰め兵力として歩兵第四十五連隊中から第二大隊と砲兵一個中隊合計1,200名と物件約100トンを送り込む事とし、その輸送作戦の指揮はラバウルに進出したばかりの伊崎少将に委ねられる事となった。 一方、クラ湾夜戦で軽巡洋艦へレナ (USS Helena, CL-50) を失った第36.1任務群は、その代役として輸送船団の護衛任務についていたニュージーランド海軍の軽巡洋艦リアンダー (HMNZS Leander) を引き抜いて巡洋艦群の二番艦とした。また、駆逐艦も倍以上に増加させ、前衛と後衛の兵力を増強した。
※この「作戦経過とその後」の解説は、「コロンバンガラ島沖海戦」の解説の一部です。
「作戦経過とその後」を含む「コロンバンガラ島沖海戦」の記事については、「コロンバンガラ島沖海戦」の概要を参照ください。
- 作戦経過とその後のページへのリンク