伊都の和【イトノナゴミ】(草花類)
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登録番号 | 第13584号 |
登録年月日 | 2005年 12月 7日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | 伊都の和 よみ:イトノナゴミ |
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品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | 2005年 12月 7日 | |
品種登録者の名称 | 満生昌一 | |
品種登録者の住所 | 福岡県前原市大字雷山1401-1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 満生昌一 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「伊都の望」に「イナズマ」を交配して育成されたものであり、花は明緑黄色のかなり大輪で切花向きの品種である。草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は高である。茎の太さはやや太、色は緑、強さは強、中空の程度は小、摘心後の分枝性、側らいの発生程度及び節間長は中である。葉身長、葉幅及び葉の縦横比は中、葉柄の長さはやや長、一次欠刻は深、葉裂片縁部の重なりの程度は平行する、表面の色は中、裏面の色はやや淡、毛じの多少は少、光沢度は弱、厚さは中、硬さは軟、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は3~4深裂以上、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花の大きさはかなり大、厚みは高、舌状花の重ねは5列以上で露心しない、舌状花数はやや多、管状花数はやや少、分布は集中、長さはかなり小である。花弁の形は管弁Ⅰ、先端の形は尖る、花弁の長さは大、幅はかなり狭、外花弁の表面及び裏面の色は明緑黄(JHS カラーチャート2704)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は平、花の中心部の色は外弁と同色、花たくの形は平らなドーム状、大きさはやや小、総ほうの大きさは中、位置は正常、花首の太さは中、長さは短、生態分類型は夏秋ギク、開花の早晩性は中である。「イナズマ」と比較して、葉裂片縁部の重なりの程度が平行であること、管状花の分布が集中すること等で、「伊都の望」と比較して、外花弁の表面の色が明緑黄であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成9年に育成者の温室(福岡県前原市)において、「伊都の望」に「イナズマ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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