伊都の極【イト ノ キワミ】(草花類)
登録番号 | 第13707号 | |
登録年月日 | 2006年 2月 27日 | |
農林水産植物の種類 | シンビジウム | |
登録品種の名称及びその読み | 伊都の極 よみ:イト ノ キワミ | |
品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 日高定輝 | |
品種登録者の住所 | 福岡県前原市大字前原西五丁目1-1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 日高定輝 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「スリーピングドーン あいと ゆーき」に「サラジーンコイヒメ」を交配して育成されたものであり、花はセパルが浅黄緑色で濃黄緑色の条線が入る、ペタルは中央部が浅黄緑色で周縁部は淡黄緑色、花色の境界は不明瞭、濃黄緑色の条線が入る、リップは扁円形、中央部が黄白色で周縁部は紫ピンク色で花色の境界は不明瞭、紫ピンク色の斑点が入る中型種である。草型の大きさ及びぎ球茎の大きさは中、縦断面の形は長楕円形、横断面の形は楕円形である。葉数はやや少、葉の長さは中、幅はやや狭、葉形は線形、先端の形は鋭形、対称性は非対称、緑色程度は中である。花序の花数は多、花茎の長さ及び太さは中、向きは斜上である。咲き型は部分抱・平咲、花の縦径は短、横径は狭、香りは弱、セパルの縦径は短、横径は中、正面の形は長楕円形、先端の形は鈍形、ペタルの縦径は短、横径はやや狭、正面の形は長楕円形、先端の形は鈍形である。リップの縦径及び横径は中、正面の形は扁円形、先端の形は鈍形、周縁の波打ち及び反転は弱である。全体的な花色は緑系、セパルの色は浅黄緑(JHS カラーチャート3109)で濃黄緑(同3307)の条線が入る、ペタルの中央部の色は 浅黄緑(同3109)、周縁部の色は淡黄緑(同3102)、花色の境界は不明瞭で濃黄緑(同3307)の条線が入る、リップの中央部の色は黄白(同2701)、周縁部の色は紫ピンク(同9711)、花色の境界は不明瞭、斑点の大きさは中、色は紫ピンク(同9711)である。開花期は冬咲である。「サラジーン アイスキャスケード」と比較して、ペタル先端の形が鈍形であること、セパル及びペタルの中央部の色が浅黄緑であること等で、「ワカクサ」と比較して、ペタル及びセパルの正面の形が長楕円形であること、リップ周縁部の色が紫ピンクであること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成6年に育成者の温室(福岡県前原市)において、「スリーピングドーン あいと ゆーき」に「サラジーンコイヒメ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、14年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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