伊勢人
伊勢人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 21:48 UTC 版)
『伊勢人』(いせびと)は、伊勢文化舎が刊行する雑誌。創刊時は『伊勢志摩』であったが、2000年(平成12年)により文化性の高い雑誌とするため、『伊勢人』に改題した。定期刊行を行っていた1981年(昭和56年)4月から2007年(平成19年)8月までは隔月刊で、公称発行部数は2万部であった。 『伊勢志摩』創刊の頃には伊勢志摩地域に同種の情報発信媒体はなく、地元は好意的に受け入れたという。当初は地元と旅人を結ぶ雑誌として旅行雑誌の形態を取っていたが、次第に地域文化を特集するようになっていった。1998年(平成10年)に「伊勢文化舎」への社名変更と編集長の交代を機に、デザインの一新と編集方針の転換がなされ、第三種郵便物の認可を得た。 『伊勢人』への改題をきっかけに取材対象を三重県全域に拡大、三重県の歴史や文学、食文化などを取り上げてきたが、2007年(平成19年)の158号発行をもって休刊とした。広告料の減収などが休刊の理由であった。その後は不定期に発行を続けている。 2010年(平成22年)からはフリーペーパー『いせびとニュース』も発行している。伊勢志摩各地の宿泊施設や観光施設のほか、近畿日本鉄道の主要駅や東京大神宮で配布し、伊勢文化舎のウェブサイトでも公開している。
※この「伊勢人」の解説は、「伊勢文化舎」の解説の一部です。
「伊勢人」を含む「伊勢文化舎」の記事については、「伊勢文化舎」の概要を参照ください。
- 伊勢人のページへのリンク