以前の超高層ビル計画
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 17:45 UTC 版)
「釜山ロッテタウンタワー」の記事における「以前の超高層ビル計画」の解説
ロッテグループは1995年より、旧釜山市役所の敷地を再開発し、「釜山ロッテタウン」の建設を進めている。釜山ロッテタウン計画は4期に分けて計画されている。第1期となるロッテ百貨店光復店は2009年に完成、第2期となるロッテ百貨店光復店アクアモールは2010年に完成した。第3期となるエンタテインメント棟は、ロッテマートやロッテシネマなどからなり、2014年に開業した。最後の第4期にあたるのが、最高級ホテル、展望台、オフィス、文化施設からなる超高層タワー棟ロッテタウンタワー(ロッテタウンタワー、롯데타운타워)であった。 タワーは地上107階建、高さ510.1メートルを予定していた。設計は米国の大手建築設計事務所であるスキッドモア・オーウィングズ・アンド・メリル。タワーの外観は、用途ごとにタワーを4つに分節し、上に行くほどファサードが右回りに回転するような形状である。港町であることを反映した「直立する船」を模したものであり、また韓国の村落の入り口に立つ天下大将軍のイメージを借りて、釜山が北東アジアの力強い玄関口でもあることを表している。 当初は2016年完成の予定であったが、2019年竣工予定に変更された。2009年の着工後、2012年3月に地下8階までの土台工事が完了して本格的なコンクリート打設工事を開始、2013年5月に地下工事が完了した。その後は、ロッテグループが住宅の設置を海洋水産部に要請したものの協議が遅れていること、ロッテグループがソウルの第2ロッテワールドタワーに全力を挙げていることから、地上1階までのコア部分が完成したまま工事は進まなかった。 2019年1月、超高層ビル計画(ロッテタウンタワー)の代わりに、高さ300メートルの超高層展望塔(釜山ロッテタワー)を建てる計画が明らかになった。竣工は2023年を目指している。すでに釜山には超高層マンションである海雲台エルシティ・ザ・シャープ(英語版)(高さ411.6メートル)があるため、釜山最高層のタワーにはならない。
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