令和元年東日本台風(台風19号)の接近による影響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/28 08:45 UTC 版)
「2019年日本グランプリ (4輪)」の記事における「令和元年東日本台風(台風19号)の接近による影響」の解説
本レースの開催期間中に東日本台風が日本列島へ最接近する予報が出され、FIAはこの事態に備え、サーキットやJAFと連携して台風対策の準備を行い、開催スケジュールが変更された。10月10日、サポートレースとして開催予定だった「FIA-F4選手権 鈴鹿ラウンド特別戦」の全セッション中止が発表され、翌11日に土曜日の全セッションがキャンセルされることを発表した。これに伴い、午前のFP3は中止され、午後の予選は日曜(レース当日)午前に延期される。日本GPで予選と決勝が同日開催となるのは2004年(後述)と2010年(集中豪雨による)に続き3回目である。安全面を考慮して、日曜の朝に行われる予定だったサポートレースのポルシェ・カレラカップ・ジャパンの最終戦(第11戦)も中止となった。もし東日本台風の影響で日曜の予選が開催不能となった場合は、FP2の順位でスターティンググリッドが決定され、午後の決勝が中止となった場合は、メルセデスのコンストラクターズチャンピオン獲得は次戦に持ち越されることになっていたが、大きな被害を受けなかったため日曜日の開催にこぎつけた。過去に日本GPが台風の接近による影響を受けたのは2例あり、2004年は台風22号が接近する影響により、本年同様土曜日のスケジュールが全てキャンセルされ、予選も本年同様日曜午前に開催された。V6ターボ・パワーユニットが導入された2014年は台風18号の接近により決勝が大雨となり、ジュール・ビアンキがコースアウトしてクレーン車に衝突した事故により翌年亡くなっている。このクラッシュでレースは赤旗終了となり、レースは44周目の時点で決着がついている。
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