令和元年東日本台風による被災と大量廃車
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「新幹線E7系・W7系電車」の記事における「令和元年東日本台風による被災と大量廃車」の解説
2019年10月13日、令和元年東日本台風(台風19号)による千曲川決壊で長野新幹線車両センターが浸水。北陸新幹線用車両の3分の1となるE7系8編成、W7系2編成の合わせて10編成(120両)が被災した。車両不足を補うため上越新幹線に投入予定であった新造車F23 - F27の5編成を北陸新幹線向けに運用することが明らかになった。上越・北陸共通で運用していた編成中唯一標準塗装であったF20編成1編成も当面北陸新幹線専用として運用し2019年度中に北陸新幹線を正常運行に戻した。 2019年11月6日、JR東日本とJR西日本は被災した全編成を廃車にすると発表した。廃車車両のフルカラーLED式行先表示器など一部の部品については再利用される予定である。被災した10編成は2020年に廃車された。 2020年10月16日、JR西日本は2021年度下期を目処にW7系を2編成投入すると発表した。新製車の基本的仕様は現在運用中のW7系をベースとするが、台車の異常・予兆を検知する台車モニタリング装置を搭載することで安全・安定性を向上させる。また、床下に雪庇ダミーの取付けや車体ドア部分の形材形状を変更して段差を滑らかにするなど、車両への着雪防止対策を実施する。
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