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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 04:45 UTC 版)
店舗数の飽和、治安、客層などの面から秋葉原を避け下町やベッドタウンに開店する事業者があらわれた。2003年2月14日に「Cafe Mai:lish」が吉祥寺に2号店を開店(2004年2月15日閉店)したのをはじめ、首都圏では池袋、渋谷、新宿や中野、横浜などターミナル駅を持つ街にメイド喫茶が開店した。池袋駅東口のサンシャインシティ前のいわゆる「乙女ロード」には腐女子向けにアレンジした「執事喫茶」が並び、秋葉原とは客層の異なる独自の文化を形成していった。 その後、名古屋・大須、札幌、神戸などが秋葉原を追うように開店した。また、「Cafe Doll(カフェドール)」の様に地方から秋葉原に進出した店舗もあらわれた。 その後も2008年12月現在、札幌から沖縄まで各地に店舗ができており、さらに台湾・台北・香港、韓国・ソウル、タイ・バンコク、シンガポール、カナダ・トロントの各市内にも常設のメイド喫茶が、また中国・北京上海やフランス・パリなどではイベントなどでの期間限定店舗が開店するまでになった。 中国ではアニメや漫画、オンラインゲームを要素とするいわゆる「二次元産業」はサブカルチャーだったが消費の主流へと移った。スマートフォンゲーム「陰陽師」を開発したピザハットと網易(NetEase)は、異業種コラボとして「陰陽師」のキャラクターに扮したスタッフが食事を提供するレストランを、北京や上海など1700店舗に展開している。
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