他の中国語検定とHSKの違い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/18 13:54 UTC 版)
「漢語水平考試」の記事における「他の中国語検定とHSKの違い」の解説
HSKは、コミュニケーション能力の測定に特化しているため、より実用的な中国語能力が求められる。中国語検定は、中国語の正確な知識を問う問題が出題されるため、日本語と中国語の相互翻訳力が求められる。中国の大学では外国人留学生に対して、HSKの一定スコアを求めている(文系大学でHSK5級、理系大学でHSK4級を求められることが多い)。中国語検定の違いについては以下にまとめる。 日本国内で受験出来る他の中国語資格との比較試験名称(略称)主催特徴会場数漢語水平考試(HSK) 中華人民共和国政府教育部 世界中で実施されている国際的な中国語資格。中国政府が公認し、母語が中国語でない人の中国語の能力をはかることに使われる。日本国内・中国国内の大学や、日本国内・海外の企業での採用基準、研修の評価基準に利用される。 日本国内:24都市+ネット試験海外:118の国と地域 中国語検定試験(中検) 一般財団法人日本中国語検定協会 日本国内ではHSKの次に受験者数が多い試験(2018年はHSK34018人、中検29935人)。日中、中日の翻訳能力を重視する。 日本国内:53都市海外:中国とシンガポール 中国語コミュニケーション能力検定(TECC) 一般財団法人中国ビジネス交流協会 「中国語によるコミュニケーション能力を測定する」の趣旨で34社の企業が協賛し設立。国内企業で採用・昇進・海外派遣要因の選考や社員教育・研修などに活用されている。 日本国内:8都市海外:台北、高雄 実用中国語技能検定試験アジア国際交流奨学財団 文部省より認可を受けた財団法人アジア国際交流奨学財団が実施する中国語学習者の検定試験。2015年時点ではHSKも実施している。 日本国内:13都市海外:中国 上海 台湾華語検定(TOCFL) 中華民国(台湾)国家中国語能力試験推進委員会 台湾華語(中国語)を母語としない人向けの能力試験。受験者の国籍は60ヶ国以上。 日本国内:7都市(変動)
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