仏教信者・人道主義者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/25 14:55 UTC 版)
「リチャード・ギア」の記事における「仏教信者・人道主義者」の解説
熱心なチベット仏教信者・人道主義者としても知られる。2001年には、アメリカ人の対テロ戦争について、愛と同情心を持つことの大切さを説いた一方で、2006年にはウサマ・ビンラディンが未だに拘束されないことへの疑問も述べた。2003年には、当時のアメリカ合衆国大統領ジョージ・ブッシュのイラク攻撃を批判。アラファト大統領死後に行われた2005年のパレスチナ自治政府大統領選挙では、パレスチナ国民に投票を呼びかけた。2007年には、フィラデルフィアから人道賞であるマリアン・アンダーソン・アワードを贈られた。 ダライ・ラマ14世を熱心に支援し、中華人民共和国政府によるチベット民族迫害を激しく非難している。2002年にはヒマラヤ地域の人権を議論するため、ドイツ議会にも招かれた。2008年の北京オリンピックに際しては、前年に中国に対してチベット民族迫害の歴史をオープンにするよう訴え、聖火リレー前日のサンフランシスコでも、チベットでの人権侵害に対する抗議集会に参加した。しかし、このような行動は中国側からは反発を呼び、ギアをCMに起用したフィアットが謝罪するような出来事も起こった。そのためかリチャード・ギアは中国に入国禁止の対象になっている。リチャードは、中国のチベット弾圧は、ナチスのホロコーストにも等しいと指摘している。 また、エイズ撲滅活動にも取り組んでいる。ブッシュのイラク攻撃は批判したギアだったが、エイズ問題への取り組みについては賞賛を述べた。
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