仏教全般
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/27 01:06 UTC 版)
ロバート・ビアによるとテルマにはインド仏教以来の歴史があり、大乗経典はテルマであるという。たとえば『般若経』の場合、釈迦がナーガたちに託しておいたのを龍樹が見出したという。『華厳経』では、微塵の一粒一粒の内に三千大千世界に等しい経巻が収まっている、と説かれ、それを天眼と知恵で見出し、衆生のために取り出そうとする人が例え話に登場する。また、別の箇所では海雲(サーガラメーガ)比丘が南方の海門国に住み、大海を観察していたところ仏が現れ『普眼経』という経典を聞いた、と記されている。 台密や東密には『大日経』や『金剛頂経』が、南天鉄塔の中より龍樹によって取り出されたという伝説がある。
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