京成電鉄との関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 18:24 UTC 版)
「九十九里鉄道」、「京成グループ」、および「京成電鉄」も参照 京成電鉄の持分法適用関連会社として京成グループに名を連ねているが、事実上独立して、九十九里鉄道と共に小湊グループを形成している(グループ会社については「#主要関連会社」を参照)。 経営者も京成グループからの派遣等ではなく、2009年に社長に就任した石川晋平は、会長だった祖父の誘いで地方銀行勤務から転じて2005年に入社している。 小湊鉄道は元々は安田財閥に所属し京成とは無関係であったが、戦時中の当局の勧奨により株式の大半が京成電鉄に買収され、京成電鉄の系列会社となった。しかし1970年代に京成電鉄が経営危機に陥り、資産整理のため持株が放出された結果、九十九里鉄道が小湊鉄道株を、また小湊鉄道が社長名義で九十九里鉄道株を持ち合う形態になり、京成電鉄の出資割合は大幅に下がっている。 2005年3月31日時点では、九十九里鉄道が49.90%、京成電鉄が30.00%の株式を保有していたが、2007年3月期に京成電鉄の株式11.00%を九十九里鉄道が取得するなどした結果、2008年3月31日時点では九十九里鉄道が63.95%の株式を保有するに至っている。営業規模は小湊鉄道の方が大きいが、株式保有比率から九十九里鉄道が小湊鉄道の名目的な親会社という形になっている。 小湊鉄道の高速バスでは、京成グループの他の事業者(京成バス、ちばフラワーバス)と、路線バスでは、さらに京成グループの千葉中央バスや千葉海浜交通の共同運行便も存在する。 小湊鉄道および関連会社における他の京成系事業者との違いは以下のとおり。 京成グループの統一ロゴ「K' SEI GROUP」を使用していない。 京成グループのサービス向上活動「BMK推進運動」に参加していない。 観光・高速バスのカラーリングはKaNaCカラーではなく、路線バスに準じた塗装となっている。京成電鉄(現:京成バス)の観光・高速バスも、KaNaCカラーへの統一前は路線バスに準じた塗装であった。 観光バスツアーは京成グループの「Kanacツアー」ではなく、小湊グループ独自の「赤トンボツアー」を展開している。旅行業登録番号は千葉県知事登録第2-88号。「赤トンボツアー」には九十九里鉄道も参加している。なお、以前はバスツアーに新京成電鉄が協力している場合が多かった。
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