京成電鉄・芝山鉄道
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3700形による京成本線系統の快速特急 京成電鉄の快速特急は、2006年12月10日のダイヤ改正で「特急」の本線京成佐倉駅以東を各駅停車化したことに伴い、従前の「特急」の代替となる列車として運行を開始した。停車駅は改正以前の「特急」と同一である。都営浅草線方面直通運用と、京成上野駅始発・終着運用の2系統がある。この結果、上位種別から順に快特・特急・通勤特急・快速・普通となった。英語表記は京急と同じく、快速特急と特急のいずれも「Limited Express」が用いられているが、都営浅草線内の駅ホームの発車案内では、かつて表記が「Rapid Express」だった。また、相互乗り入れを行っている芝山鉄道線でも同日から運行を開始している。 相互直通運転を行っている京急の種別に合わせたため当初は「快速特急」ではなく「快特」とされた。しかし、京成には快特と発音が極めて近い「快速」(かいそく)も存在し、この「快速」と「快特」の似た発音を原因とする判りにくさから、利用者からの改善要請もあり、2007年8月16日から駅構内および車内においては、「快速特急」とアナウンスすることとなった。この当時は発車標や種別表示器などは引き続き「快特」が使用されていたが、2000年代後半以降に導入されたフルカラーLED式やLCD式の発車標では「快速特急」と表記するようになったほか、従来からのLED式発車標や種別表示器についても字幕式・LED式ともに「快速特急」に変更されるなど、現在は「快速特急」に表記が統一されている。2010年7月17日のダイヤ改正で「快速特急」が正式種別名となった。また、押上駅では、都営浅草線を経由して京急線へ直通する列車のうち、京急線内で快特運転する列車は、京急線の案内に合わせ「快特」と案内される。 快速は種別色がピンク、快速特急は緑であるが、3色LED式種別表示器を使用する車両(都営5300形)の場合は快速・快速特急の双方とも緑色で表示され、上述の発音と相まって非常に紛らわしいため、京成電鉄所属車については種別表示器をフルカラーLED式に交換した。ただし、2013年まで運行されていた「エアポート快速」はフルカラーLED式でも緑色で表示されていた。 ダイヤグラム上では従来快速特急、特急などを含め「特別急行列車 (B) 」が正式な名称であったが、後に「快特列車」と表記されるようになり、前述の2010年7月17日ダイヤ改正より快速特急はダイヤグラム上も「快速特急列車」と表記されるようになった。 「京成電鉄のダイヤ改正」も参照
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