交渉再開への動き
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「日韓自由貿易協定」の記事における「交渉再開への動き」の解説
2004年12月、日韓首脳会談にて、小泉総理より、できるだけ早い機会に市場アクセス交渉を開始し、2005年中に自由貿易協定の妥結を目指すべき旨述べたのに対し、盧武鉉大統領より、当初の首脳間の合意の精神を確認して交渉を進めたい旨述べた。 2005年6月、日韓首脳会談にて、小泉総理より、交渉を早期に再開することが大事である旨述べたのに対し、盧武鉉大統領より、韓国側の事情につき説明があった。 2006年10月、日韓首脳会談にて、安倍総理より、日韓両国の経済は相互依存が進んでおり、未来志向の関係を作っていくためにも交渉を加速させたい旨述べたのに対し、盧武鉉大統領より、交渉は再開されるべきだが内容について考え方の違いがある、引き続き関心を持って話し合いを続けたい旨述べた。 2007年7月、日韓ハイレベル経済協議(外務審議官級)にて、交渉再開に向けた環境醸成について意見交換。 2008年2月、日韓首脳会談において、福田総理(当時)より、予備的協議の開催を提案し、両首脳は交渉の再開につき検討していくことで一致。 2008年4月、日韓首脳会談において、日韓経済連携協定交渉の再開に向けた検討及び環境醸成のための実務協議を6月中に開催することで一致。 2008年6月25日、東京において、日韓経済連携協定締結交渉再開に向けた検討及び環境醸成のための実務協議の第1回会合が開催された。この今次実務協議では、2008年4月の日韓首脳会談での合意のフォローアップとして、交渉中断後の情勢の変化を踏まえつつ、日韓EPAの意義及び原則につき改めて議論を行った上で、日韓双方の関心事項につき率直な意見交換を行った。今回の会合で従来の議論を整理し、交渉再開に向けた双方の立場に関する理解を進めることができ、大変有意義であった。交渉再開に向けた検討及び環境醸成のため、今回の協議の内容をそれぞれ持ち帰って検討することで一致した。 2008年12月4日、ソウルにおいて、日韓経済連携協定締結交渉再開に向けた検討及び環境醸成のための実務協議第2回会合が開催された。 2009年2月、日韓外相会談において実務協議のレベルを審議官級に格上げすることで一致。 2009年7月1日、東京において、日韓経済連携協定締結交渉再開に向けた検討及び環境醸成のための実務協議第3回会合が開催された。この実務協議は、2008年4月の日韓首脳共同プレス発表を受けて2008年6月及び12月に課長級で開催されていたが、今回は、2009年2月の日韓外相会談で代表レベルを審議官級に上げることで合意したことを踏まえ、また6月28日の日韓首脳会談で7月1日に協議を行うことが合意・発表されたことを踏まえ、審議官級で開催された。 2009年12月21日、ソウルにおいて、日韓経済連携協定締結交渉再開に向けた検討及び環境醸成のための実務協議第4回会合が開催された。今後の日程については外交ルートで調整することとしたと発表されたが以後開催されていない。 2010年9月16日、東京において、日韓経済連携協定締結交渉再開に向けた局長級事前協議が開催された。 2011年5月9日、ソウルにおいて、日韓経済連携協定締結交渉再開に向けた局長級事前協議が開催された。。
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