亡命・その後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 15:19 UTC 版)
事実上の国外追放処分となったため、渡米。以後はアメリカ合衆国を拠点として内外の民主化運動と連携し、活発な民主化運動を行っている。人権問題のみならず政治・外交でも積極的に中華人民共和国批判を行い、またたびたび中華民国を訪問して与野党幹部と会談し、北京による中華民国(台湾)併合の動きに警鐘を鳴らしている。 2005年7月14日に中国人民解放軍少将の朱成虎が、アメリカが台湾有事に介入した場合、中国は核戦争も辞さないと発言した。「世界の人口は無制限に迅速に増加している。今世紀中に爆発的増加の極限に到達するはずだ。しかし地球上の資源は有限なのだから、核戦争こそ人口問題を解決するもっとも有効で速い方法である」と核戦争を賛美する発言を行ったことを、魏京生は「中国共産党は、目的達成のために手段を選ばないという卑劣な一面がある。いま中国社会には、各種の不安定要素が隠されており、政権を延命するために国民の注意を転換させ、結束力を強化する必要がある。中国政府は、対台湾戦争がこれらの目的を達成させる一番よい手段と考えている可能性がある。情報筋によると、今中国の軍事産業は大量の武器製造の注文を受けている。近く戦争が起こるとの噂も流れている」と批判した。 2016年にはアメリカで天安門事件の民主化弾圧を肯定するかのような過去の発言で追及を受けた共和党のドナルド・トランプ大統領候補が天安門事件を「暴動」と表現した際には「侮辱」であるとして王丹、ウーアルカイシなどといった他の民主化運動家たちと抗議を行っている。
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