亜科
◇S.R.Brown(1773~1858年)は、ラン科に次の二つの亜科を命名した。
①Diandrae=葯が二つあるもの。Diは「2つ」の意。
②Monandrae=葯が一つのもの。Monoは「1つ」の意。
◇Friedrich Richard Rudolf Schlechter(1872~1925年)は、ラン科を次の二つの亜科に分類した。(-oideae)
①アツモリソウ亜科(Cypripedioideae)
②ラン亜科(Orchidioideae)
◇従来、多くの植物学者は、ラン科に次の三つの亜科を設けている。(-oideae)
①アポスタシア亜科(Apostasioideae)
②シプリペジューム亜科(Cypripedioideae)
③オルキス亜科(Orchidioideae)
◇Robert Louis Dressler(1927年~)は、1987年にラン科を次の六つの亜科に分類した。(-oideae)
①アポスタシア亜科・ヤクシマラン亜科(Apostasioideae)
②シプリペデューム亜科・アツモリソウ亜科(Cypripedioideae)
③スピランサス亜科・ネジバナ亜科(Spiranthoideae)
④オルキス亜科・チドリソウ亜科(Orchidioideae)
⑤エピデンドラム亜科・セッコク亜科(Epidendroideae)
⑥バンダ亜科・ラン亜科(Vandoideae)
亜科
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/30 23:47 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動亜科は主要な階級に含まれないのでこの図には登場しないが、描くとすれば科のすぐ下に位置する |
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生物学的な分類学では[1]、 亜科(あか、英: family。ラテン語:subfamilia、複数形subfamiliae)は補助的な(中間の)階級(タクソン)であり、科の直下に位置するが、属よりは広い分類である。
標準的な命名規約では、亜科の植物名は「-oideae」で終わり[2]、動物名は「-inae」で終わる[1]。
関連項目
出典
- ^ a b International Commission on Zoological Nomenclature (1999). “Article 29.2. Suffixes for family-group names”. International Code of Zoological Nomenclature (Fourth ed.). International Trust for Zoological Nomenclature, XXIX. pp. 306
- ^ McNeill, J.; Barrie, F.R.; Buck, W.R.; Demoulin, V.; Greuter, W.; Hawksworth, D.L.; Herendeen, P.S.; Knapp, S. et al. (2012). International Code of Nomenclature for algae, fungi, and plants (Melbourne Code) adopted by the Eighteenth International Botanical Congress Melbourne, Australia, July 2011. Regnum Vegetabile 154. A.R.G. Gantner Verlag KG. ISBN 978-3-87429-425-6 Article 19.
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ドメイン (分類学) | 上門 | 上綱 | 上目 | 上科 | 上族 | 上属 | 上種 | |
界 (分類学) | 門 (分類学) | 綱 (分類学) | 部 | 目 (分類学) | 科 (分類学) | 族 (分類学)(植物では「連」) | 属 (分類学) | 種 (分類学) |
亜界 | 亜門 | 亜綱 | 群 | 亜目 | 亜科 | 亜族(植物では「亜連」) | 亜属 | 亜種 |
下界 | 下門 | 下綱 | 下目 | 節 (分類学) | 下種 | |||
小界 | 小門 | 小綱 | 小目 | 亜節 | 変種 (植物) | |||
列、系 (植物) | 亜小種 (植物) | |||||||
亜列、亜系 (植物) | 品種 (植物) | |||||||
亜型 |
亜科
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/03 15:09 UTC 版)
「国際ウイルス分類委員会」の記事における「亜科」の解説
亜科は特定の共通特性を共有する属のグループである。分類群は、複雑な階級の問題を解決する必要がある場合にのみ使用されるものとする。亜科名は、接尾辞が "-virinae " で終わる1語でなければならない。
※この「亜科」の解説は、「国際ウイルス分類委員会」の解説の一部です。
「亜科」を含む「国際ウイルス分類委員会」の記事については、「国際ウイルス分類委員会」の概要を参照ください。
「亜科」の例文・使い方・用例・文例
- ウシ亜科の動物(乳牛、雄の牛または子牛など)の群れを追いたてる
- カラス科の亜科:カケス
- カラス科亜科の標準属:旧世界産カケス類
- ミソサザイ科の亜科と時に考えられる:マネシツグミ
- ヤブモズ亜科の一属
- ヤマウズラ亜科の1属
- ヒインコ亜科の1属
- アイサ亜科の一属
- アジサシ亜科の1属
- コフキコガネ科(または亜科)の様々な甲虫各種
- コフキコガネ亜科の1属
- ある分類法では、カワウソ亜科の1属と考えられる
- ある分類法では、スカンク亜科の標準属
- ある分類法では、アナグマ亜科の1属と考えられる
- ある分類法において:アナグマ亜科の標準属
- 分類によっては、ホウボウに限定され、さらにホウボウ亜科(真正ホウボウ)とキホウボウ亜科(装甲ホウボウ)に細分される
- いくつかの分類で、外装したホウボウを含むホウボウの亜科であると考えられる
- ライチョウ亜科のライチョウ類の肉
- 小さな亜科褐色から木褐色のナシ
- 主に、熱帯の低木または木の亜科で、シキミモドキ科で、プウェウドウィンテラ属に属す
亞科と同じ種類の言葉
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