二人の師匠
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新国劇入団後、二大看板役者だった辰巳柳太郎と島田正吾に目をかけられた緒形は、演技指導を受けて劇団のホープとして頭角を現すようになった。しかし先述の大河ドラマでの好演によりテレビ業界からオファーが舞い込むようになり、舞台とテレビがそれぞれ拘束時間が長いことから両立が難しくなった。どちらかを選ぶことになった結果、辰巳と島田の両師匠を裏切る形で新国劇を退団することとなる。 ただしその後も緒形は「自分は舞台役者」と語っており、新国劇を離れた後も島田と辰巳という二人の師匠に対する思いは終生変わらなかった。後年、二人の師匠と和解した緒形は、新国劇が70年の幕を下ろす1987年の最終公演で、辰巳の当たり役で知られた戯曲『王将』の坂田三吉を演じ、「辰巳先生に見てもらいたい」という思いで取り組んだ。 また、島田が新国劇の開祖である澤田正二郎から受け継ぎ、取り組んでいたひとり芝居『白野 シラノ』を島田の三回忌追善興行として緒形自らが受け継ぎ、2006年にシアターコクーンで演じ、結果としてこれが舞台としての最後の作品となった。
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二人の師匠
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 22:22 UTC 版)
フランは師匠(ヴィクトリカ)が新しく取った妹弟子のシーラと相性が悪く、何かと争っていた。そんなある日、自由の街クノーツでは骨董堂という賊集団が暴れており、自分らの活動に邪魔な魔女の地位を貶めて排除しようと暗礁していた。さらに、骨董堂は魔女と同等かそれ以上の不思議な能力を有していた。師匠はこうした状況をどうにかして欲しいという魔法統括協会の現地支部役員から依頼を受け、フランとシーラに失敗したら破門にするという条件付きでそれを任せる。フランとシーラは互いに相手の足を引っ張って破門にしようと奮闘するが、思考も行動も似ていた彼女たちは骨董堂のアジトにあえて囚われることで潜入し、ボス共々捕縛する。実は魔女になろうとした理由も目的も似ていたことを知って和解したフランとシーラは、それ以降は協力することで魔女となり、師匠から「二人共にあるように」という意味を込められた二つ名を与えられるのだった。
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