二フッ化酸素
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/20 04:11 UTC 版)
二フッ化酸素(にフッかさんそ、oxygen difluoride)化学式 OF2は常温で特異臭ある無色の気体。液体は淡黄色[2]。有毒。融点-223.8℃、沸点-144.8℃。気体分子は折れ線形で[3]。O–F間距離140.9pm、∠FOF103.18°[4]。
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- ^ Yost, D. M. "Oxygen Fluoride" Inorganic Syntheses, 1939 volume, 1, pages 109-111.
- ^ a b c d 漆山 秋雄、「フッ化酸素」、『世界大百科事典』、CD-ROM版、平凡社、1998年。ISBN 978-4582040029
- ^ a b 長倉三郎ら(編)、「フッ化酸素」、『岩波理化学辞典』、第5版 CD-ROM版、岩波書店、1999年。ISBN 4-00-130102-4
- ^ J.L.Lyman,J.Phys.Chem.Ref.Data,1989,18,799.
- ^ HFはほとんど電離しないので、イオン性のKFを加えている。
- ^ a b c Cotton, F. A.; Wilkinson,G.; Murillo, C. A.; Bochmann, M. (1999). Advanced Inorganic Chemistry (6th ed), pp. 455–456. Wiley: New York. ISBN 0-471-19957-5
- 1 二フッ化酸素とは
- 2 二フッ化酸素の概要
- 3 脚注
二フッ化酸素
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/29 03:05 UTC 版)
詳細は「二フッ化酸素」を参照 二フッ化酸素(にフッかさんそ、英: oxyden difluoride)は、化学式が OF2 と表される常温で特異臭のある無色の気体。液体は淡黄色。有毒。融点-223.8 °C、沸点-144.8 °C。 水酸化ナトリウム水溶液にフッ素を通じるか、HF-KF の水溶液を電解すると得られる。湿ったフッ化カリウムの存在下にフッ素を反応させる方法もある。ガラスを侵さず、水にやや溶けるが、水溶液は酸性を示さない。125 °Cまで安定である。フッ化酸素中最も安定で、単独では化学的に不安定というほどではない。しかしその強い酸化力に特徴があり、ハロゲンの単体や二フッ化酸素とは室温で爆発する。水蒸気と混合しても室温で爆発する。放電下で H2、CH4、CO とは爆発的に反応する。
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