久井稲生神社の御当
名称: | 久井稲生神社の御当 |
ふりがな: | くいいなりじんじゃのおとう |
種別1: | 風俗習慣 |
保護団体名: | 久井稲生神社の御当保存会 |
選択年月日: | 1981.12.24(昭和56.12.24) |
都道府県(列記): | |
市区町村(列記): | 三原市大字江本 |
代表都道府県: | 広島県 |
備考: | 所在地が同一都道府県内のもの(このデータは種別1から移行しています) |
解説文: | この久井稲生神社の御当の行事は、神社の秋の例祭で行われる行事である。当日の行事の次第は、午前の祭典に引き続いて午後になるとまず神楽殿で見子【みこ】の当(社家社人の座)が、次いで広庭で東座(もとの領家分の座)、西座(もとの地頭分の座)が行われる。 東西の各座とも、その催しはその年の当番主が各自のもつ御当田から穫れた新穀で甘酒を醸造し、これを大鯛とともに献饌する。その後が「場【ば】の魚【うお】」と呼ばれる行事で、下げ渡された大鯛を据え方がすえ、庖丁方が列座の中で、亀の入れ首、鶴の羽替【はが】え落としなど、特色ある庖丁さばきで古式通りに料理を行い、やがて直会となる。 この行事は、御当という氏子を中心とした祭祀組織の仕組と一連の行事であり、慶長3年(1598)の「稲荷御当之覺」の記録とほぼ近い形で今日も行われている。今日まで古式をよく伝えている貴重な行事といえることから、記録保存を必要とするものである。 |
祭礼(信仰): | チャグチャグ馬コ 上田市八日堂の蘇民将来符頒布習俗 下五島大宝郷の砂打ち 久井稲生神社の御当 久渡寺のオシラ講の習俗 五所駒滝神社の祭事 京都八坂神社の祗園祭 |
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