主な障害の状況
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/21 06:41 UTC 版)
ひかり電話に関して発生した主要な障害を列挙する。なお固定電話といえども障害発生につき無謬ではないこと、あらゆる製品・サービスの初期稼働率が低い事も考慮を要する。 2005年(平成17年)6月緊急機関(「110番」「118番」「119番」)へ電話がかけられない、もしくは、別の地域を担当する消防機関にかかってしまう事象が判明。 2006年(平成18年)2月NTT西日本のひかり電話においても小規模な通信障害が5回連続で発生。同年4月までにかけて発生した。 9月19日NTT東日本のひかり電話網の大規模な通信障害(通話制限)が発生。同月21日までにかけて発生した。ひかり電話と他の固定電話や携帯電話を中継する制御装置(ゲートウェーサーバ)の能力を超えたためといわれている。 同月25日、制御装置ソフトウエアのバグと発表された。契約者には基本料金から日割り計算で3日分を差し引く措置がなされた。 従来の固定電話と比較すると新しい技術である故にトラブルの発生率が現在はまだ高いことや、また今回のような障害時には一般の固定電話回線を残すことが多い050番号のIP電話と異なり代替手段がないという弱点が浮き彫りになった。 10月23日NTT西日本のひかり電話において大規模障害が発生し、同様に3日間の基本料金を割り引く措置が執られた。 2007年(平成19年)3月25日同日発生の能登半島地震では、富山県及び福井県でつながりにくい状況が固定電話と比較して長時間に渡る事象が発生した。 5月15日NTT東日本エリアのフレッツ網の障害で同程度の時間、ひかり電話も利用不能になった(次項)。 5月23日同日6時25分ごろからNTT東日本、NTT西日本のそれぞれのひかり電話から、他方の会社のひかり電話・固定電話への通話が不能になった。また、一部の直収電話との通話も不能となった(東日本・西日本で閉じる通話、携帯電話網との通話は影響なし)。東西間接続装置(中継用サーバ)のソフトの再インストールを行い、10時6分ごろ復旧。 5月24日「ひかり電話」の度重なる障害発生を受け総務省がNTT東西とNTT-MEに対し、電気通信サービスの事故・障害対策の総点検を実施するよう要請。 5月30日NTT東日本の「ひかり電話」で加入者側ルータ内蔵ソフトのバグによる、「ひかり電話」着信時の障害が判明。
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