主な著作・業績
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「エドガー・ハワード・スターティヴァント」の記事における「主な著作・業績」の解説
1917年に言語学の入門書を書いているが、1942年にその大幅な改良版が出版された。 Linguistic Change: An Introduction to the Historical Study of Language. (1917) An Introduction to Linguistic Science. Yale University Press. (1942) 初期の著作はギリシア語・ラテン語の言語学的記述とその歴史に関するものであった。 The Pronunciation of Greek and Latin. University of Chicago Press. (1920) (1940年に改訂) イェール時代には解読されて間もないヒッタイト語の研究に打ちこみ、1925年以降この言語に関する論文を次々に発表した。 A Hittite Glossary. Baltimore: Waverly Press. (1931) (ヒッタイト語の語彙集。1936年に大幅に書きかえられた第2版、1939年に補遺が出版された) A Comparative Grammar of the Hittite Language. Linguistic Society of America, University of Pennsylvania. (1933) (ヒッタイト語比較文法。1951年改訂) Hittite Chrestomathy. Linguistic Society of America, University of Pennsylvania. (1935) (ヒッタイト語文例集。ベヒテルと共著) ヒッタイト語などのアナトリア語派がほかのインド・ヨーロッパ語から再構される祖語とかけ離れた特徴を持つことを根拠に、「インド=ヒッタイト語」から印欧祖語とアナトリア語派が分かれたとする仮説を提唱した(なおこの説を最初に主張したのはスイスのエミール・フォラーである)。この説にはレナード・ブルームフィールドらが賛成したが、一般的には支持されていない。 “Remarks on the Lydian Inscriptions”. Language 1: 69-79. (1925). JSTOR 409364. (p.75にフォラー説への支持を表明している) “The Original Diphthongs in Hittite”. Language 6: 25-35. (1930). JSTOR 408768. (はじめて Indo-Hittite の名称を使用) “The Indo-Hittite Hypothesis”. Language 38: 105-110. (1962). JSTOR 410871. (1938年の講演をもとにする) クリウォヴィチ、バンヴェニストらの喉音理論には最初反対であったが、後に熱心な支持者になった。 The Indo-Hittite Laryngeals. Baltimore: Linguistic Society of America. (1942)
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