主な決まり手
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/20 15:53 UTC 版)
突き出し 手のひらをもって相手を突き、土俵外に出す。 寄り切り 四つ身になって相手を土俵外へ出す。 押し出し もろはず、片はず、あるいは両前まわしから相手を押し上げて土俵外に出す。 上手投げ 上手まわしを引いてその側から相手を投げる。 下手投げ 下手まわしを引いてその側から相手を投げる。 小手投げ 相手の差し手を抱え込んで投げる。 掬い投げ 差し手でまわしを引かずに相手を掬い上げるようにして投げる。 出し投げ まわしを引いた手を返すことなく、肘を脇につけたまま出すようにして投げる。現在公式の決まり手の名称としては「上手出し投げ」「下手出し投げ」に分かれている。 首投げ 相手の首を巻いて投げる。 二丁投げ 掛け投げ 櫓投げ 相手の足に自分の足を吊り上げながら乗せて相手を空中に浮かせ、投げる。2009年名古屋場所において横綱朝青龍が日馬富士戦で34年ぶりに記録。 矢柄投げ 内掛け 相手の足の内側に自分の足をかけ、相手を転ばせる。 外掛け 相手の足の外側に自分に足をかけ、相手を転ばせる。横綱・双葉山の69連勝がストップしたとき(相手:安藝ノ海)の決まり手である。 切返し 蹴手繰り 自分の体を開いて相手の足を内側から蹴って倒す。 渡込み 二枚蹴り 足取り 居反り 自分の体を真後ろに反らせ、相手の体を自分の体の上にのせて投げる。プロレスのバックドロップのような技。 突き落とし 相手が出てきた場合、相手の差し手の外側から脇の下に親指を入れ、他の四指を肩に当てて下におっつけるようにして倒す。 巻き落とし とったり 相手の片手を両手で持って投げる。 肩透かし 右(左)差し手で相手の左(右)腕の付け根を引っ掛けるようにして体を右(左)後ろへ開くと同時に左(右)手を上から回して相手の肩を叩いて引き倒す。 外無双 右(左)差し手を抜いて相手の右(左)膝の外側に手のひらを当て、左(右)手で相手の右(左)差し手をしっかりと抱えて捻り倒す。 内無双 自分の上手を相手の足の膝の内側に当てて掬い上げながら、差し手の方へ体を捻って相手を倒す。 上手捻り 上手まわしを引いて捻り倒す。 下手捻り 下手まわしを引いて捻り倒す。 鯖折 両まわしを取って引き付け、あごを相手の肩に当てて前に引き、相手の両膝をつかせる。 網打ち 相手の差し手を両手で抱えて、体を上手の方に開いて逆に捨てるように投げる。 引き落とし 相手の手や前まわしを掴んで前に引き倒す。 叩き込み 相手が前に出て来る時、体を開いて相手を前に落とす。 吊り出し 四つ身から相手を吊り上げて土俵外へ出す。 送り出し 相手の後ろに回って土俵外へ出す。 一本背負い 五輪砕き もろ差しの体勢から、相手の首を自分の腹に付けさせておいて、差した両手を組んで相手の両腕を極める。五臓=五輪を砕くほどの苦痛を相手に与えることからその名が付いた。レスリングのリバース・フルネルソンと同じ体勢。 仏壇返し(呼戻し)
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