主なキャンプ用具
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/11 10:09 UTC 版)
キャンプのタイプによってキャンプ用具は異なってくる。 対比のために、登山のキャンプとオートキャンプでの道具一式を挙げてみる。 自力で荷物を運び挙げる登山でのキャンプ装備 (小型できわめて軽量な)テント (コンパクトで、かつ寒い場所で使える羽毛わた などの)寝袋(シュラフ)、キャンプ用小型マットレス(ウレタン製やエアー注入式) 小型の懐中電灯(あるいはヘッドランプ) 小型・軽量のコッヘル(コッフェル)、小型・軽量(折りたたみ式)カトラリー、(超)小型ポータブルストーブ(=(超)小型コンロ)、水筒(小型ポリタンク) 山用のキャンプ道具は、ひとつひとつが かなり軽量でコンパクトな作りになっており、また、登山経験者は道具の総点数も極力減らす。低地のキャンプに参加する場合は、山用の道具をそのまま流用することが多い。山用のキャンプ道具は登山用品店(専門店)などで販売されている。 平地の(オート)キャンプ場などでのキャンプ装備 (中-大型で比較的重い)テント、タープ (アクリルわたなどで、比較的大きな)寝袋、毛布、大きなウレタンマットレス(あるいはエアーで膨らむ大きなマットレス) 懐中電灯。ランタンあるいは携行型蛍光灯 (中-大型の)コッヘルや鍋・日常サイズのフライパン。飯盒(はんごう)。ダッチオーブン、カトラリー類(普通のナイフ・フォークなど)、クーラーボックス (中-大型の)コンロやツーバーナー(火口が2つある可搬式の大型コンロ)、燃料(木炭、古新聞)、中-大型ポリタンク 折り畳みテーブル、折り畳み椅子 スコップ 焚き火台 平地のキャンプ場用の道具類は総じて、日常の住宅内での道具のように大きくて重い。背負って長時間持ち運ぶのは困難で、低地用の道具を登山のキャンプに流用することは基本的にはできない。低地用のキャンプ道具はホームセンターなどさまざまな店舗で販売されている。また直火のできないキャンプ場では焚き火台を持ち込むケースが一般的。 共通の道具 着替え レインコート、防寒具、(レスキューシート) 帽子 軍手(傷防止、また調理用の手袋) ナイフ、ロープ ライター、マッチなどの着火具、及びエスビットなどの小型ストーブ ラジオ 乗り物 キャンプ場への移動は自転車、オートバイ、軽自動車、普通の乗用車、ワゴン車、ワンボックスカーなど、特に限定は無い。乗り物にカヌー(カヤック)を選びカヌーツーリングをしつつキャンプをする人もいる。 「内部で泊まれるもの」と限定するなら、ワンボックスカー(椅子が「フルフラット」になるもの、あるいはキャンピング用に内装を改造したもの)、キャンピングカー、キャンピングトレーラーなど。キャンピングカーと同じ感覚で利用されている海上の乗り物には「セーリングクルーザー」(セーリングボートの内部がキャンピングカーのように生活空間になっているもの)があり、一種の野外生活を海の上でしつつ海上を移動できる。
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