中・小型筐体 (Macintosh II、Quadra、Centris)
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NuBusスロットが三つあるMac。Quadra 800/840AVを除き、ほぼ同様の電源ユニット(寸法は同一、出力容量はIIvi/IIvx以降は増量)を備えているのが特徴。 Macintosh IIcx スロットの数以外はほとんどIIxと同じ。IIci、Quadra 700へのハードウェア・アップグレードキットも準備された。スノーホワイトデザイン言語を用いているがフロッグデザインよるものではなくApple社内のGavin Ivesterらによる筐体デザイン。ビデオ回路を内蔵しておらず、ビデオカードに1スロット消費する。 Macintosh IIci IIcxのビデオ回路内蔵モデル。標準のシステム構成の場合、グラフィックメモリ (VRAM) はメインメモリと共有するアーキテクチャとなっている(この機能を使うと、使わずにビデオカードを増設する場合よりもメモリアクセスが遅くなる)。Quadra 700へのハードウェア・アップグレードキットも準備された。画面表示を256色モードにして、日付を1989年9月20日に設定して起動時にCommand・Option・C・Iキーを押していると、前述のIIfx同様、開発スタッフの写真が表示される(グレイ256階調でも可能かは不明)。一部のロットにおいて、筐体内部の底面に開発スタッフのサインがあり、ロジックボードを取り外すと見ることができる。 Macintosh Quadra 700 IIciを縦型に改めたデザイン(実際にはどのモデルも縦置き・横置き共に可能)。MPUに25MHzの68040を搭載し、VRAMを独立させメインRAMとは別のバスで操作することでシステムバランスの低下も防いでいた。 Macintosh IIvi 68030搭載モデル。性能が過去の機種IIcxにも劣るために不評であり、初めて金属を露出した横置き専用筐体となった。以降、Power Macintosh 7100まで同デザインが使われる。初のCD-ROM内蔵モデル。 Macintosh IIvx IIviと並んでMacintoshでは初のCD-ROM内蔵モデルであったが、非搭載モデルもあった。 Macintosh Centris 650 68040/25MHz搭載でIIvi/IIvxと同様の筐体。 Macintosh Quadra 650 68040/33MHz搭載でIIvi/IIvxと同様の筐体だが、FDDの変更により、挿入口の中央部が窪んだものへ変更になった。 Macintosh Quadra 800 68040/33MHz搭載で、Quadra 700以降のミニタワー型筐体となる。以降Power Macintosh 8500まで同デザインが使われる。CD-ROMドライブ搭載モデルもあり、Quadra 900以下のサイズでありながら追加でドライブを搭載できるのが特徴であった。 Macintosh Quadra 840AV Quadra 800と同デザインで、40MHzの68040が搭載されたもの。Centris 660AV同様、初のDSP搭載Macである。
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