不慮の火災とその後
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2005年から2008年に開業したコミュニティシネマ開館時期館名都市2005年7月 桜坂劇場 沖縄県那覇市 2006年4月 アイシネマ今治 愛媛県今治市 2007年2月 フォルツァ総曲輪 富山県富山市 2007年7月 仙台セントラルホール 宮城県仙台市 2007年11月 下関スカラ座シアター・ゼロ 山口県下関市 2007年12月 シアターシエマ 佐賀県佐賀市 2007年12月 十日町シネマパラダイス 新潟県十日町市 2008年10月 シネマ尾道 広島県尾道市 2008年12月 シネマイーラ 静岡県浜松市 2008年4月3日の開館を予定していたが、開館3ヶ月前の1月1日には映写機などを保管していた倉庫が火災に遭って焼失するという、まさに「映画」のような出来事もあった。しかし幸いにも、閉館が決定した岡山市のシネマ・クレール石関から、35mm映写機(東芝TD-8000)、スピーカー、アンプ、フカフカの座席60席などを約100万円で譲り受けられることになった。 工事の際には大林宣彦監督らにアドバイスを受け、スタンダードサイズやヨーロピアンサイズの映画も上映できるスクリーンを新たに設置している。建物外観や入口などは尾道松竹時代のままであり、廃校となった小学校で使用されていた椅子を改造したベンチ、上映作品を掲示しているコルトンなど、昭和のレトロな匂いを残している。客席前方には「尾道に映画館を作る会」会員から寄付されたピアノが置かれており、ピアノ伴奏つきサイレント上映会などで活用されている。 改装工事着工前の2007年10月28日には、2階の上映室や3階の映写室などを公開し、映画ファンとともに活性化策を語り合うイベントを開催した。12月9日には旧尾道市以外では初となる上映会を因島土生町で開催し、『男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎』(山田洋次監督)を上映した。
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