不成を用いた解決法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/28 02:03 UTC 版)
△持ち駒 残り駒全部 ▲持ち駒 歩図4 △持ち駒 残り駒全部 ▲持ち駒 なし図5 ▲2六歩まで △持ち駒 残り駒全部 ▲持ち駒 なし図6 ▲3四金まで 不成を用いた解決法は、大駒や歩のように成ると利きが多くなる駒をわざと成らないでおくことにより、玉が逃げる場所を用意する方法である。五世名人二代目伊藤宗印は、不成を用いた問題のみを集めた作品集『将棋精妙』を著している。 上の図4で▲2三角成では△2五玉とされて▲2六歩が打ち歩詰めとなるので失敗する。 そこで最初に戻って▲2三角不成と指すと、△2五玉に▲2六歩(図5)としても△2四玉と応じることができ、打ち歩詰めにならないので手が続けられる。以下▲3四金まで(図6)の5手詰となる。
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