上杉家中
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/06 13:40 UTC 版)
安田継之丞 演 - 神尾佑 藩の経済を預かる勘定方の筆頭で、藩内の武闘派である馬廻組の中心人物であった。上杉家取り潰しを狙う徳川の専横に業を煮やしており、徳川を倒して戦国時代の雄として今一度上杉の名を高めんと企てていた。そのため、藩の御用商人などとも結託していたが、慶次によって意図はくじかれ、決起計画が徳川の間者によって踊らされたものであることを知り、お家を危機にさらした責任をとる形で自害した。ただしその死は慶次によって「病死」と隠蔽された。 安田勝之進 演 - 工藤阿須加 継之丞の嫡男。藩の勘定方に勤める。幼い頃より「神童」と称され、藩主景勝の覚えもめでたい。文武両道の生きる見本で、剣術をよくしつつも勘定方の仕事を滞らせなかった。 父と同じく上杉復興を目指して職務に精励していたが、父よりは情勢が見えており、国力増産を唱えていた。新九郎とは竹馬の友であり、互いの家を行き来する間柄である。友誼に篤い人物で、親友である新九郎の危機には命を捨てて新九郎を守った。 父を追って米沢に来た佐乃に一目惚れし、一度は求婚するものの、己の使命のために求婚を取り消す。 のちに安部一左衛門の娘と見合いをし、婚約した。 安部一左衛門 演 - 斉藤暁 勘定方次役で与板組に属する。上杉が再び名を上げるよりも米沢で生き残ることを主として考えており、灌漑による増産計画などを考えている。慶次とも懇意にしており、色々な情報を渡すほか、種々の便宜を図っていた。 馬廻組と与板組の協調を重視しており、そのために馬廻組の次代をになう勝之進に娘を見合わせた(娘自身はすでに勝之進を見染めており、数回に亘って恋文を送っていた)。 荒木康綱 演 - 大出俊 与板組に属する上杉家臣で安田よりも上位にある。穏健派とされる与板組にあって武断的な人物で、徳川との戦いを望んでいた馬廻組を武力で処断する姿勢を見せ、石田三成の子である新九郎を秘密裏に処刑するため捕縛しようとした。そのどちらも、前田慶次によって未遂に終わった。
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